リーガルマインドが税法に与える意味 - 顧問税理士・会計士 - 専門家プロファイル

ABC税理士法人 税理士
東京都
税理士
03-5850-2331
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

リーガルマインドが税法に与える意味

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 税務・確定申告
  3. 顧問税理士・会計士
雑感 業務その他

昨日は、第6ブロックジョイント研修会で、増田英敏専修大学教授の

「税理士のための紛争予防税法学―税務調査におけるリーガルマインドの

有用性を中心として―」と題した講演を聞いてきました。

 

近年の増田先生が強く主張されている「紛争予防税法学」では、

税理士がリーガルマインドを駆使して、実務における的確な処方箋を

準備することが重要視されています。

 

昨日のレジュメにも引用された「なぜ税理士にリーガルマインドが必要か」

(税務弘報2009年3月号掲載)では、このように主張されています。

 

税務調査で問題となるのは税法の解釈・適用上の問題に限定されるはず

であるから、法の解釈・適用上の問題に商店を絞ることである。

つまり、税法の実務を法的に整理すると、1事実認定に始まり、2該当する

個別税法の条文から抽出された課税要件を、3事実認定により認定された

要件事実にあてはめることになる。

したがって、調査で問題となっている争点が、1の事実認定の問題か、

2の課税要件の抽出をめぐる税法解釈の問題か、もしくは3の要件事実への

課税要件のあてはめの問題かの、いわゆる法的三段論法を構成する三つの

ステージのいずれに属するかを整理する必要がある。

争点をこのように立体的に整理することにより問題解決のための処方箋を

的確に準備することが可能となる。たとえば、事実認定の問題であれば、

契約書や領収書、そしてそれらを反映した会計帳簿といった証拠の証明力が

問題となる。また、課税要件規定の解釈上の見解の対立が争点とされるので

あれば、学説・判例を検証し、そこから通説は何かを明らかにする以外にない。

課税要件規定の要件事実へのあてはめの問題であれば、そのあてはめに

恣意性が混入していないかが検証されなければならない。

 

税理士も法律である税法の専門家ですから、法律家の常識的な思考法を学び、

税務職員がどのような勉強をし、裁判官がどのように考えるのかを

知らなければ、税務判断の根拠を持つことができなくなると思います。

リーガルマインドを持った税理士にならなければ、納税者の権利を守り、

適正な税務行政に協力することもできなくなってしまうと思います。

 

増田先輩(すいません。こう呼ばせて下さい)の想いを受け止めなければ

学会デビューしてから10年来のご指導にお応えし切れないですよね。

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 税理士)
ABC税理士法人 税理士

企業の税務対策、自計化サポート!「下町の頼れる税理士」です

刻々と変わる経済情勢や法律に対応しながら、体系的な法律知識を持って、企業様の税に関する不安を解消し、安心できる節税対策を行います。お客様と直接お会いし面談しながら、企業内での自計化など、適切な会計処理を含めた税務指導を行っています。

03-5850-2331
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「雑感」のコラム

経営力強化保証制度(2013/05/10 13:05)

脱税事件が・・・(2013/03/05 22:03)

このコラムに類似したコラム

税務セミナー目白押し 平 仁 - 税理士(2012/04/18 21:49)

地域活動について考える 高橋 昌也 - 税理士(2013/06/09 07:00)

法人にすることで経営上のメリットがあるなら 高橋 昌也 - 税理士(2013/03/05 07:00)

青色申告のまとめ 高橋 昌也 - 税理士(2013/02/18 07:00)

帳面がなければ証明できない 高橋 昌也 - 税理士(2013/02/16 07:00)