鎮魂の黒き喪章を胸に今は真っ白の帆を上げる時 - 顧問税理士・会計士 - 専門家プロファイル

平 仁
ABC税理士法人 税理士
東京都
税理士

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鎮魂の黒き喪章を胸に今は真っ白の帆を上げる時

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雑感 業務その他

未来に向かって巣立っていく若者たちに向けた、

厳しくも熱いメッセージの存在をラジオから知った。

立教新座中・高の渡辺憲治校長が、卒業する高校3年生に向けて送られた

「卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ」である。

http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/

 

いつの時代にも普遍的に伝わるであろう、若者たちの成長を信じる教育者の

メッセージを、ほんの一部ですが、抜粋して紹介します。

 

「いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。
いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、

それを直視することの他に我々にすべはない。
海を見つめ。大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ。
真っ正直に生きよ。くそまじめな男になれ。一途な男になれ。

貧しさを恐れるな。男たちよ。船出の時が来たのだ。

思い出に沈殿するな。未来に向かえ。別れのカウントダウンが始まった。

忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。
鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。

愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。」

 

私の学生時代もそうだったのだろうが、流されているだけで、

自分から主体的に何かをしようとする学生が少ないように感じている。

私は、だから就活で苦労する、と考えている。

確かに、主体的に様々な体験をしてきた学生にも就職が決まらない学生が

いることも事実だが、やりたいこともなくただ流されているだけの若者を

積極的に採用する企業は存在し得ない。

生き残るために創意工夫が必要な時代に、過去のビジネスモデルに

しがみついていては、つぶれるのを待つばかりだからだ。

 

社会に出るということは、答えの無い世界に出ることだから、

自分から何かを吸収し、創意工夫ができなければ、生き残れない。

成長社会であれば、フリーライダーでもよかったかもしれないが、

成熟社会では、フリーライダーだらけでは社会が沈没してしまう。

 

未曾有の災害に被災したとしても、生き残れたからには、一歩一歩を

踏みしめて前進あるのみ。明日への希望を作り出していこうではないか。

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