地震影響の売上20%ダウンにセーフティネット保証融資

中小企業庁は、本日23日、東日本大震災の影響により業績が悪化した

中小企業の救済のため、この4月より規模縮小が予定されていた

セーフティネット保証（5号）について、原則全業種が対象となる

82業種を対象に、100%政府保証による金融支援を発表した。

http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2011/110323Extend-SN-5gou.htm

その対象は、下記の１、２のいずれかに該当することとされています。

１．最近3ヶ月の売上高等が前年同期に比して5%以上減少していること

２．平成23年東北地方太平洋沖地震の発生後、原則として最近1か月間の

売上高等が前年同月に比して20%以上減少しており、かつ、

その後2ヶ月間を含む3ヶ月間の売上高等が前年同期に比して

20%以上減少することが見込まれること

また、昨日22日には、「鹿児島宮崎県境の新燃岳噴火に係る災害に伴う

セーフティネット（4号）の発動について」が発表され、

やはり100%政府保証のセーフティネットが発動された。

これについては、3月末までに80%保証の一般保証つき借入についても

希望により遡って100%保証に切り替えることがうたわれている。

http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2011/110322ShinmoedakeEruption-SN-4gou.htm

東日本大震災の影響ですっかり話題に上らなくなってしまった

新燃岳噴火も、わずか2ヶ月前のことだったんですね。

わが故郷、奄美大島の豪雨災害も昨年10月のこと。

災害続きではありますが、生きていることに感謝しながら、

「当たり前のことを当たり前にやる」ことが大切だと思うんです。

自然の驚異に一人で立ち向かっても何もできませんが、

転んでもまた立ち上げればいいんですよね。

ただ、自分一人では立ち向かえない、立ち上がれない部分には、

公の支援が必要です。

セーフティネット保証が迅速に拡張されたことは喜ばしいことですね。