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これでお肌もバッチリ!?真冬の寒さ&乾燥対策マニュアル(2)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・シベリア方面から日本に向けて北西の季節風が吹く場合、その風は日本海上空を通過します。日本海は大陸よりも暖かく、湿った上昇気流が発生しています。そこに大陸からの冷たく乾いた季節風が吹きつけると、湿った気流が急激に冷やされて分厚い雨雲が形成されます。これが季節風に乗って日本列島の脊梁山脈にぶつかると、日本海側の各地で大量の降雪をもたらすのです。
 
日本海側に雪を降らせた季節風は山脈を越えると太平洋側に達しますが、山越えの風は湿度が低下するために一転して乾燥した季節風となります。関東平野ではこれが特に顕著で、俗に「からっ風」とも呼ばれています。つまり日本の冬の気候というのは、南北間での気温差の大きさもさることながら、日本海側と太平洋側の間での降雪量と湿度の大きな格差が特徴といえます。
 
つまり日本海側の金沢や新潟、秋田などでは大雪となる一方で、太平洋側の名古屋や東京、仙台などでは晴れてからっ風が吹いている、という現象が日常的に起きているのです。従って太平洋側では寒さに加えて、乾燥対策が大きな課題となります。雪の日本海側では湿度が60~80%位に上りますが、晴れた太平洋側では湿度が20~50%と、たいへん乾燥した気候となるのです。
 
それでは雪の日本海側は乾燥とは無縁か、というと必ずしもそうではありません。確かに外気の湿度は60%以上と湿潤な気候といえますが、室内となると少々事情が変わります。すなわち冬季の室内では暖房を焚くため、それにより室内空間が少なからず乾燥してしまいます。これは空間内の水分が一定量の場合、気温が上がると相対湿度が下がるという原理に基づいた現象です。
 
従ってこれが太平洋側になると、からっ風と暖房という二つの要素により、よけいに室内が乾燥してしまいます。冒頭のようにインフルエンザや風邪のウイルスは寒冷と乾燥を好むため、寒く乾燥した風土に於いてはインフルエンザや風邪が大流行しがちとなります。実際にインフルエンザの流行による学級閉鎖などの事例をみると、日本海側よりも太平洋側の都市部により目立つ傾向があります。
 
寒さと乾燥による悪影響はインフルエンザだけではありません。部屋が乾燥していると皮膚から水分が失われて、肌荒れや赤ぎれなどの原因となります。もともと乾燥肌の方にとっては、とても辛い季節といえます。アトピーやぜんそくなど慢性の持病のある方の場合には、寒冷と乾燥も悪化要因の一つとなります。そして春先の寒い夜や早朝には、ぜんそく発作を起こす方が後を絶ちません。
 
家屋内の温度格差も様々な病気の引き金になります。部屋毎に暖房を設置している家庭の場合、リビングやキッチンなどの居住空間では気温が比較的高いものの、玄関や廊下、トイレ、風呂場など人が少ない場所の気温は思いのほか低く、家屋内でも意外と大きな気温差が生じます。そのために高齢者などが寒い日の夜や朝に脳卒中や心筋梗塞などの発作を起こすケースが目立ちます。
 
もともと冷え症の方にとっても寒い冬はたいへん厳しい季節です。暖房を焚くと全体として室内の気温が上昇しますが、暖かい空気は軽いために部屋の上の方に移動し、床付近には重く冷たい空気が残ってしまいます。実際に天井付近と床付近とでは、しばしば20℃以上もの温度格差が生じます。そのために足などの下半身がたいへん寒く感じ、冷え症がより悪化してしまうのです・・(続く)

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