- 宮下 弘章
- リスト株式会社
- 神奈川県
- 不動産コンサルタント
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
今日は、住宅ローン減税について、
皆さんが、あまりご認識が無い重要な盲点についてお話します。
住宅ローン減税の適用要件の1つに、
「償還期間10年以上のローンを組む」とあります。
これは、借入期間が10年以上のローンを組むということだけではなく、
トータルの償還期間が10年以上必要という事なのです。
なので、単に10年以上のローンでスタートすれば良い
ということではありません。
特に、一部繰上げ返済を行う際は注意が必要です。
期間短縮型の一部繰上げ返済を行う場合は残りの返済期間が
短縮される事になります。例えば、残り8年まで短縮された場合は、
その後の住宅ローン減税はどうなると思いますか?
確かめる為にはこんな計算をします。
既にローンを支払った年数+一部繰上げ後の残りの年数
この計算をした結果10年以上であれば、
残りの年数も住宅ローン減税を受けることができるのです。
例えば、20年ローンでスタートした人が、
返済開始から5年後に一部繰上げ返済をした結果、
残りのローン期間が8年に減ったとします。
この場合は、既に5年間支払っているわけですから
5年+8年=13年となります。
よって住宅ローン減税は続けて適用になるのです。
なので、逆に無計画に期間短縮をしてしまうと、
うっかりトータル償還期間が10年を割り込んでしまって
住宅ローン減税が打ち切りになってしまいますので
皆さん十分ご注意下さいね。
もし一部繰上げ返済をお考えの場合は、
住宅ローンアドバイザーやFPからアドバイスをもらうか、
銀行に直接シミュレーションをお願いする方が良いでしょう
《情報満載お役立ちサイト ご覧下さい》
このコラムに類似したコラム
第14回 初めての住宅~こころえ(8)~ 藤 孝憲 - ファイナンシャルプランナー(2013/08/04 09:04)
フラット35のご相談 植森 宏昌 - ファイナンシャルプランナー(2013/06/02 12:12)
平成24年(2012年)の住宅ローン金利動向(前編) 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/12/21 12:00)
5月の住宅ローン金利情報 宮下 弘章 - 不動産コンサルタント(2011/05/09 18:22)
銀行ローンは変動金利が5割超 宮下 弘章 - 不動産コンサルタント(2011/03/11 14:00)