「住宅ローン減税」の落とし穴 - 住宅ローン借り換え・返済 - 専門家プロファイル

宮下 弘章
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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「住宅ローン減税」の落とし穴

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今日は、住宅ローン減税について、
皆さんが、あまりご認識が無い重要な盲点についてお話します。

住宅ローン減税の適用要件の1つに、
「償還期間10年以上のローンを組む」とあります。
これは、借入期間が10年以上のローンを組むということだけではなく、
トータルの償還期間が10年以上必要という事なのです。


なので、単に10年以上のローンでスタートすれば良い
ということではありません。

特に、一部繰上げ返済を行う際は注意が必要です。
期間短縮型の一部繰上げ返済を行う場合は残りの返済期間が
短縮される事になります。例えば、残り8年まで短縮された場合は、
その後の住宅ローン減税はどうなると思いますか?

確かめる為にはこんな計算をします。
既にローンを支払った年数+一部繰上げ後の残りの年数

この計算をした結果10年以上であれば、
残りの年数も住宅ローン減税を受けることができるのです。

例えば、20年ローンでスタートした人が、
返済開始から5年後に一部繰上げ返済をした結果、
残りのローン期間が8年に減ったとします。

この場合は、既に5年間支払っているわけですから
5年+8年=13年となります。
よって住宅ローン減税は続けて適用になるのです。

なので、逆に無計画に期間短縮をしてしまうと、
うっかりトータル償還期間が10年を割り込んでしまって
住宅ローン減税が打ち切りになってしまいますので
皆さん十分ご注意下さいね。


もし一部繰上げ返済をお考えの場合は、
住宅ローンアドバイザーやFPからアドバイスをもらうか、
銀行に直接シミュレーションをお願いする方が良いでしょう

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