平成24年(2012年)の住宅ローン金利動向(前編) - 住宅ローン全般 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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平成24年(2012年)の住宅ローン金利動向(前編)

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 平成23年(2011年)は日本にとって試練の年となりました。東日本大震災や原発事故、それがきっかけとなった超円高の影響による輸出企業への下押し圧力。さらにはユーロ加盟国の財政不安が及ぼす、世界の金融マーケットへの不安心理の連鎖。


 上記の問題は今現在も解決しておらず、平成24年(2012年)も厳しい年になるのは避けられそうにはありません。しかし、住宅購入という観点から見ると雇用形態が流動化し、難しい面もありますが、東日本大震災により住宅の質がより意識されてきたことや、長らく続く歴史的な低金利により、チャンスであることには変わりありません。


 従いまして、今回も平成23年(2011年)同様、平成24年(2012年)の住宅ローン金利動向を占っていきたいと思います。なお、今回は長期固定金利の記述が長くなってしまったため、変動金利と2回に分けてお送りします。


 まず変動金利ですが、これはそもそも、銀行の貸し出し金利である短期プライムレートに連動する仕組みになっており、その短期プライムレートはさらに日本銀行の政策金利に連動する仕組みになっています。


 従って、変動金利の今後の動きを見ていくには、日本銀行の政策金利に注目すれば良いということになります。そして、この政策金利は月に1~2回開かれる、日本銀行の金融政策決定会合で引き上げや引き下げが決定されます。


 では、この政策金利が今後どうなるかですが、日本銀行は1%程度の物価上昇率が見込めるまでは、ゼロ金利政策を続ける考えを明確にしました。そして、直近の展望レポートでは平成25年度(2013年度)までは少なくとも、上記が0%台で推移しそうで、現在の変動金利の水準は長期化するものと考えられます。


 以上を踏まえますと、変動金利は平成24年(2012年)も横ばいということになります。住宅ローンの返済期間が短い方などは、金利変動リスクはあるものの、実質1%程度の変動金利をうまく利用していただけたらと思います。


 次回は様々な要因が絡み合う、長期固定金利の動向についてお送りします。

沼田 順(CFP(R)認定者・1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)


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