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「1億総半病人」日本の救世主か!?東洋医学の真骨頂とは(3)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続く)・・日本に導入された中国の医学は、その時々の医学者や治療家らによって日本人向きにアレンジされ、日本固有の「漢方医学」として独自の道を歩みました。その流れは現代でも、病院診療に於ける漢方薬の処方や鍼灸、指圧療法などとして脈々と受け継がれています。また日本だけでなく、アメリカでは中国系の医師や施術家らが中心となって活動し、健康志向の人たちの間で漢方薬や鍼灸などが普及し始めています。同じ流れはドイツなど欧州にも拡がり、世界的にひそかなブームとなっています。
 
本家の中国ではどうかというと、清朝の滅亡後から西洋医学への傾倒が始まり、中医学は前近代的だとして排除される危機に見舞われましたが、共産党が政権をとってからは逆に理論的な再構築がなされ、共産主義的、唯物論的な色付けがなされて復活しました。そのために政治的な色彩が強まって、伝統的な要素がかなり失われたといいます。従って現在の日本で広まっている「東洋医学」と、現在の中国で行われている「現代中医学」との間には、考え方や手法の点で様々な相違が発生しています。
 
日本ではガンや心臓病などによる死亡率が上昇を続けているのとは対照的に、アメリカでは10数年前からこれらは減少傾向に転じています。これは政府や医師会などが中心となり、食生活などライフスタイルの抜本的な改善運動を展開したのが主因とされていますが、それと並んで漢方薬などの東洋医学を医療に大胆に導入したことも寄与しています。アメリカでは中国系を主体とした施術家や鍼灸師などが積極的に東洋医学の普及に努め、健康志向の高所得者などに急速に広まりつつあります。
 
それに対して日本では千年以上にわたる漢方医学の伝統があるにもかかわらず、明治以降はほぼ西洋医学に特化した医療体制となっています。ごく一部の医師は漢方薬の処方を行なっていますが、それは多くの場合あくまで西洋薬を補佐する程度の役割りに過ぎず、西洋医学を主体とする考え方には変わりがないのです。日本の保険医療制度も、薬物や手術、検査など西洋医学の考え方に基づくものが大半で、一部の漢方薬を除き東洋医学の診療手段を支援する体制にはなっていません。
 
実際の医療現場では、町の整体師や鍼灸師、柔道整復師などが病院とは別の独自の診療を行なっていて、利用者もそれなりに多いのですが、一部を除いて健康保険は適用されておらず、患者は高い治療費を負担しているのが実情です。上述のように日本の東洋医学は本家の中国とは異なった独自の発展をたどり、中にはたいへん高いレベルに達しているものもありますが、病院を中心とする保険診療とうまくリンクしておらず、患者は別々のアプローチを強いられているのです。
 
例えば腰痛に見舞われた患者が病院の整形外科を受診し、レントゲンや検査の結果は「異常なし」とされた場合、腰痛の対処法としては鎮痛剤や湿布などの西洋薬くらいしか提供されません。その他はせいぜい一部の医師が何か漢方薬を出すくらいに留まります。もし患者が整体や鍼灸などの治療を希望しても、たいていは医師から否定的な意見を述べられて帰されます。つまり整体や鍼灸、専門的な漢方治療などを受けたい場合には、患者は自らそれを提供する施設の門を叩く必要に迫られます・・(続き)

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