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もう怖くない!?目から鱗の新型インフル対策マニュアル(11)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・実は、個々の細胞内にも免疫システムが存在し、細胞が自分自身を守っているのです。体内には酵素が何千種類と存在しますが、細胞内には約60種類の解毒酵素があり、細胞内で発生した、または細胞外からもたらされた様々な異物や毒性物質を分解、処理しています。同時にその解毒酵素は、細胞内に侵入してきたウイルスなどの病原体をも攻撃し、排除しています。従ってこの酵素が充分に存在し、高い活性を保っている場合には「細胞内免疫」が活発に働き、ウイルスなどの感染症には罹りにくくなるのです。逆に酵素が少ないか活性が弱ければ、いとも簡単に感染症にやられやすくなります。
 
細胞内解毒酵素が分解、処理する物質は多岐にわたります。先ず細胞内で作られるたんぱく質には、一定の割合で不良たんぱくが生じ、これを常に分解、処理しています。また様々なストレスや活性酸素などによって酸化された物質を、解毒し処理します。さらに毎日の食事などで体内に入ってきた栄養素のうち、分解できないものや毒性のあるもの、酸化したものなどを解毒、処理します。従って添加物や過酸化脂質などの酸化物質や毒性物質が日常的に多量に入ってきている場合には、その処理で大わらわとなり、処理しきれない毒性物質で細胞の内外が汚染された状態となります。
 
そのような「細胞内便秘」の状況では、ウイルスなどの病原体に対する免疫力がうまく働きません。つまりウイルスと闘う余力がなくなり、感染し発病する可能性が高くなります。逆に細胞内で発生した毒性物質の解毒が滞りなく進んでいる場合には、病原体に対する免疫も充分に働きます。細胞内便秘は感染症だけでなく、ガンや糖尿病などの生活習慣病や、パーキンソン病などの神経難病、その他様々な病気の主要原因の一つとして注目されつつあります。細胞内をきれいに保っていることが、インフルエンザも含めた病気の予防や健康増進のカギ、といっても過言ではないのです。
 
それでは細胞内便秘を防いで細胞内免疫を充実させ、インフルエンザや風邪に対する抵抗力を高めるには、いったいどのようにすれば良いのでしょうか。それには酸化した栄養素や食材、各種添加物などの摂取をなるべく避け、抗酸化力のある、解毒酵素の働きを助けるような栄養素や食材を積極的に摂取することが最も大切です。そのような食生活にすることによって、インフルエンザはもとより各種アレルギー、高血圧などの生活習慣病、それにガンなどの病気を予防し、健康増進することにもつながります。
 
具体的には、添加物や過酸化脂質、砂糖などの多量に入った食材、例えばインスタント食品や揚げ物、レトルト食品、菓子類や清涼飲料水などの摂取を極力減らし、反対に抗酸化力の強い果物、野菜(特に生野菜)、海藻類、豆類、未精製穀類(玄米など)を積極的に食べることです。前者は細胞内に毒性物質として蓄積して解毒酵素を消耗してしまい、逆に後者は解毒酵素を後押しして毒性物質の分解、除去に寄与します。要はより自然な食材を、より自然な調理法をもっていただく、ということに尽きます。
 
例えば新鮮な果物には「液胞」という水分がたっぷり含まれており、これが果物のみずみずしさの基となっていますが、この液胞には様々な解毒酵素や抗酸化物質がつまっています。これらは元々は果物を作る植物自体を外敵から守っていますが、これを人間や動物が摂取することによって、今度は彼らの身を守ることになるのです。つまり果物に入っている酵素が人間の細胞内酵素の原料となり、各種の抗酸化物質が細胞内免疫の働きをサポートするのです。果物を食べると体が洗われる感じがして元気になるのは、このためです。
 
果物などに含まれるこれらの物質は、マクロファージなど自然免疫に携わる細胞にも良い影響を与えます。植物由来の抗酸化物質はマクロファージやナチュラル・キラー細胞の活性を高め、感染症やガンなどに対する殺傷力が向上します。抗酸化物質は多くの果物や野菜に含まれていますが、特に多いものを挙げると、ブロッコリーやニンジン、パイナップル、キウイ、プルーン、ノニなどがあります。
 
我々の食生活を振り返ってみると、様々な酸化物質や添加物などに埋め尽くされており、果物などの自然な食材に乏しいといえそうです。そのような食生活では細胞内免疫や自然免疫の働きが阻害され、インフルエンザや風邪などの感染症にもきわめて弱くなってしまっています。見方を変えると、インフルエンザの蔓延は一種の「生活習慣病」と表現することもできるのです。この「新型インフルエンザ」を教訓として今一度、食生活などのライフスタイルを見直してみることが必要といえそうです。

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