- 藤原 純衛
- 誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
転職回数がネックになる事が多いです。
でも見方を変えると転職7社目の人は「6回転職している人を受け入れる会社がある」ということですよね。
どういう会社だと転職回数が多くても受け入れてくれるのでしょうか?
外資系の方であれば、30代で転職は4~6回していても当たり前、と思っている方も多いかと思います。
でも転職回数を問わない案件は外資も含め実際にはほとんどありません。
国内系であれば、さらに厳しいです。
「一つのプロジェクトを企画から実行・運用まで一連の経験した人がほしい」
必然的に、そこそこの期間の経験が必要です。
またプロジェクトメンバーを預ける以上はメンバー間のコミュニケーションも大事で”移り気”な人を避けるのでしょう。
「一つの企業にどっしりと腰をすえて仕事をしてきた人がいいな」と言われることも多いです。
ほかにも「社内の人間関係作りに難がある」「どの仕事も長続きをしない」「今までの経験が分断している」等、理由は様々です。
リクナビネクスト「転職回数が多いと不利ですか…?」のアンケート回答データによると、30代なら通常3回目の転職から、40代なら5回目が気になるようです。
しかし続く「最高何回くらい転職した人を採用したことがありますか?」によると3~5回の転職歴なら気にしすぎる必要はないと言えるようです。
ただし、転職理由については必ず聞かれます。
そのときに明確な理由を言えるかどうかがポイントになります。
ネガティブな理由(人間関係とか成績不振とか)や2度も3度も同じ理由だと厳しい判断がなされます。
また私自身は「もうこの会社の役割は果たしたと思うので」というのも信用しません。
「なんだ、この人の役割って、そんな程度のものなんだ」と。
前向きな理由って何でしょうね。
私自身は「二次請け三次請けからの脱却」「ポジションのアップ」「年収アップ」等、目に見えてランクアップの転職でしょうか。(「理由」にとどまらず実績の裏付けが必要です)
中途採用をするメリットの一つに「将来的なマネージャークラスの採用」があります。
新卒社員ばかりで”外の世界”をしらない中では、あなたの外部情報が新鮮に感じるかもしれません。
またいろんな環境における人材をマネジメントしてきた経験も新卒が多い職場では役立つように思います。
転職理由にはストーリーも大事です。
「自分は最終的にはこういうポジションでありたい。そこでA社では##を学びB社では$$を経験しC社では**のマネジメントを行った。」と、各々を目的的に過ごしてきたことをアピールするのはどうでしょうか。
そう考えると、むやみに転職を重ねることは、継続したキャリア形成ができないだけでなく、自分の可能性を狭めることにつながります。
下記サイトも参考にご覧ください。
チャンスはまだある!転職回数が多くても内定を勝ち取る方法
http://tenshoku.mynavi.jp/job/feature/manytimes/
もちろん理由をとわず「転職回数が多い」というだけで受け入れない企業は多々あります。(感覚的には回数だけで書類不合格の企業の方が多いと思います)
そのときは「これも縁」と、あっさりとあきらめちゃうしかないでしょう。
ps
自分が入社した会社がことごとく倒産した方がいました。
倒産当時ニュースに登場するほど「安定した会社」でしたし、若手なので自身に倒産の責任や移り気な性格があるわけではないのですが「縁起が悪い」「負のエネルギーを持ち込まれるのでは?」と書類選考で不合格が続きました。
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