- 藤原 純衛
- 誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
これは以前、とあるITベンチャーより案件を戴いたときの話です。
「野球とサッカーのコンテンツを配信しています。先日のワールドベースボールクラシック(当時)ではリアルタイム配信の準備等で完徹でした」とのこと。
先方の要望は「スポーツ好きなITエンジニア」です。
今までの採用は「ホームページを見て弊社の趣旨を理解してくる人」や「大学の野球部やサッカー部の連中がアルバイトをしながら社員になっていく」パターンで、一般公募や人材紹介会社経由では採用にいたっていないとのこと。(「脳みそが筋肉で出来てるIT好きばかりになってしまい「ITスキルの高いスポーツ好き」というのはなかなか応募してこない」そうです)
私たち人材紹介コンサルタントはスキルマッチングが中心です。
日頃収集する個人情報は「どういうシステムをどういう言語で積み上げてきたか」であり、趣味やスポーツの話は「アイスブレイク」程度でしかありません。
ベンチャービジネスには「その製品、サービスが好きである」ということも大きな要素。
そのためにも履歴書の趣味の欄も注視しておいて、たとえば「あ、サッカーなら彼だな」という”ひらめき”も大事だなと思ったしだいです。
これも昔の話。
パチスロメーカーの制御系エンジニアの募集を戴いたんですがその条件に「パチスロの好きな方」
以前「超巨大電機メーカーで『パチスロが好きでしょうがない』という人を採りいま大活躍している」んだそうです。
「**電機で『パチスロが好き』だ」と言うと”ちょっと困ったこと”になるんでしょうが、当社では”ありがたい戦力”なんです」とのこと。
しかし私たちが戴く履歴書の趣味欄に「パチンコ」「パチスロ」なんて書いている人はほとんどいません。(仮に書いてあったら「削りましょう」とアドバイスしていたと思います)
先方が求める制御系エンジニアのスキルに見合う人数人に声を掛けたのですが、いずれの方にも「パチスロですかぁ~~?」って断られ、探し出すのに苦労しました。
さらに、某大手スキー用品販売店の話。
「私どもではスキーが好きな人がほしいんです。しかし当然ながらスキーシーズンが稼ぎどきなんで、忙しくてスキーに行けなくなる(まとまった休みが取れない)んで、極端に好きな人だと困るんです」ってな話もしていました。
なかなか「趣味と実益」をバランスするのは大変なようです
このコラムに類似したコラム
応募書類の訂正は誰が行うべきか? 西田 正晴 - 転職コンサルタント(2013/07/18 08:58)
まだ間に合う就職活動 清水 健太郎 - キャリアカウンセラー(2013/06/28 17:52)
手書きの履歴書から見えること 藤原 純衛 - 転職コンサルタント(2012/05/28 09:00)
大学3年生へ(4) エントリーシート 具体的って? 清水 健太郎 - キャリアカウンセラー(2012/01/28 08:00)
自己アピールを簡単に考えたらこうなった 小宮 伸広 - キャリアカウンセラー(2011/09/07 16:29)