- 坂本 俊輔
- 株式会社サイワークス 執行役員副社長
- ITコンサルタント
対象:システム開発・導入
- 清水 圭一
- (IT経営コンサルタント)
- 清水 圭一
- (IT経営コンサルタント)
在宅勤務制度については、ご存じの方は多いと思いすし、実際に在宅勤務経験がある方もいらっしゃるかと思います。
現在、総務省においても、テレワーク(在宅勤務)を推進する政策が発表されており、今後も社会的に在宅勤務を推進していく風潮は、加速していくものと思われます。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/18028_01.html
「在宅コールセンター」というのも、在宅勤務の一種でして、米国では古くから事例も多く、コールセンター業界では1つのトピックとして検討が行われてきました。
ところが、情報システムの技術としては、とっくの昔に「在宅コールセンター」が実現できる技術やセキュリティ対策は開発されているのですが、実際に運用されている事例は非常に少ないのです。
情報システム以外に、クリアすべき課題が山積しており、なかなか実用には至っていないのが実情です。
・離れた場所で勤務するスタッフの勤怠をどのようにすべきなのか?
・特に個人情報を取り扱うような業務において、情報システムのセキュリティ対策だけでは不十分なのではないか?
情報システムは1つの要素に過ぎず、それ以外の要素を多角的に捉え、課題をクリアしなければ業務は動かない、という典型的な事例の1つであると思います。
国土が広くなく(通勤距離が短く)、セキュリティ意識も非常に高い日本では、米国とは異なり、得られるメリットに対して、検討負荷が非常に大きいのです。
そのような環境の中、昨年、とある大手生命保険会社にて、コールセンターの在宅化にチャレンジされた企業がありました。
新型インフルエンザの脅威への備え、多様なワークスタイルへの対応などの目的意識を持ち、山積する課題をクリアし、コールセンターの在宅化を実現しました。
当社では、リスク分析や課題の対策検討、システム導入のプロジェクトマネジメントを通して、そのプロジェクトの実行を支援しました。
今回のセミナーでは、その事例について紹介をする予定です。
残念ながら、既に参加者募集は終了しておりますので、新たに参加者の募集をかけることはできないのですが、以下の日程で実施予定です。
日時:2010年6月21日(月)13:00~17:00 (坂本は、第二部の50分を担当します)
主催:社団法人企業情報化協会
場所:日本能率協会研修室
内容についてご興味のある方は、お問い合わせください。
総務省だけでなく、内閣府や厚生労働省からも、雇用支援という形で在宅化を支援する施策は出ています。そういった支援策を活用し、今後も引き続き在宅コールセンターの実現を支援していく予定です。
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