- 井上 岳久
- 戦略PR&マーケティング総合研究所 戦略PRコンサルタント、中小企業診断士
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:商品企画・開発
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
- 平岡 美香
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第3部[第2回:企業が社外秘にしているPRマル秘テクニック]
PRネタづくり発想法編「時代の変化発想法」
井上戦略PRコンサルティング事務所http://www.mk-pr.jp/
発想法編2回は「時代の変化発想法」です。
これはテレビや新聞、ネットなどの情報ツールで時代の変化を探り、それに自社を当てはめてネタを作り出す方法です。
メディアは時代の流れに乗ったもの、或いは逆らったものに注目しますから、時代の流れを読む目はPR担当者には必要不可欠です。
例えば2010年、私は「カレーうどん100年革新プロジェクト」の発起人を務めていますが、これも「時代の変化発想法」から生まれたものです。
この十年来カレー業界の進化は目覚しく、白カレー、スープカレー、朝カレーなど、毎年のように新しいカレーが生まれてはブームを呼んでいます。
けれどそんな中で「カレーうどんだけはほとんど進化していない」ということが発想の源となりました。
カレーうどんといえば、和風出汁の利いたつゆとカレーを混ぜて食べることは大正時代の誕生以来ほぼ不変だったからです。
このまま時代に取り残されていいのか、カレーうどんの地位を向上させようではないか…と呼びかけてカレーとうどん両業界の有志を集めて結成したのが「カレーうどん100年革新プロジェクト」です。
そこでは従来なかった冷製カレーうどんや欧風カレーうどんなど斬新なメニューが生まれ、6月に銀座で期間限定オープンした「カレーうどん革新ラボ」は大きな話題を呼びました。
従来カレーうどんのネックは“飛びハネ”だと言われてきましたが、それを解消すべく汁をゼリー状にしたり、防護服を着用して食べるなどのアイデアも生まれ、「ズームイン!!SUPER」など多くのメディアが面白がって話題にしてくれました。
お陰でカレーうどんの売り上げも伸びているそうですが、これもすべて、時代の流れに逆らっていたカレーうどんに目をつけたことが原点だったのです。
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