例えば、ご夫婦で楽しみながら調理や後片付けが出来るキッチン。台所と云う概念に囚われてしまえば、そこは作業空間であって、常時人がいる空間では無くなってしまいます。これでは、誰が作業するにしても、疎外感を感じ労働の苦痛を伴います。
テレビでお料理番組がある様に、本来お料理を造る作業はもっと楽しいはずです。
人が常時いるリビングにキッチンを配置すれば、疎外感を感じることも無く男も普通にキッチンの前に立てるのではないでしょうか?
古来、日本人は居間と台所を兼用する文化がありました。囲炉裏端がそうです。
囲炉裏は暖房機を兼ねた調理器です。現代風の囲炉裏端をリビングに再現すれば今までに無い、キッチンが出来るのではないでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
「●システマナイ キッチン!?」のコラム
より自分らしさを求めて(2007/06/24 11:06)
誰が使うキッチンか?(2007/06/24 11:06)
キッチンのオリジナリティー(2007/06/24 11:06)
ワークトップの高さ(2007/06/24 11:06)
誰の為のシステムか?(2007/06/24 11:06)