- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
キャリアカウンセラーの先生がお見えになって、主にOL対象のセミナーです。
参加者はほとんど30代の女性。
みなさん、今後のキャリア形成について、いろいろ悩まれているようです。
今回は主に、人脈マップ製作というワークを重点的にやりました。
つまり、キャリアアップしていくためには、人脈が欠かせないというわけです。
そこで、自分にはいったいどんな人脈があるのだろうか・・・?と棚卸作業をしてみました。
人脈をマトリックスで分類すると、次の四つに分かれます。
1 メンター的存在の人 (悩みなどを聞いて心の支えになる人)
2 コーチ的存在の人 (自分を導いてくれる人)
3 ロールモデル的存在の人 (自分の目標となる人)
4 プロデューサー的存在の人 (自分を活かしてくれる人)
私の場合、短時間でパッと思いつくだけでも、15名は名前が挙げられました。
更に、四つに分類すると、だいたいバランスよく、どの分野にも力になってくださる方が存在します。
これは年の功もあるかもしれません。
意外だったのは、一人も名前が書き出せない参加者がいたことです。
その方の場合、今までずっと家族と職場の人間関係以外、付き合いを広めてこなかったそうです。
そのことがわかっただけでも、今回は大きな気づきだったとおっしゃっていました。
仕事がデキる人というのは、ほとんど社外に人脈をもっていて、それを活用しています。
人脈は、単にご縁があって名刺交換しただけでは生まれません。
その後の継続的な関わり合いが大切なのです。
折々に近況報告をしたり、ブログやメルマガなどを通じて自分の思いを発信したり、
時にはちゃんと会って食事をしたり・・・。
そういう努力もまったくしないで人脈を作ろうなんて、甘い考えです。
礼儀をキチンとすることも大切です。
そういえば以前、ある方が私のブログを見て、「会いたい」と言って来てくださいました。
私は基本的に来る者は拒まず。
初対面の人でも、けっこうオープンにお迎えします。
自宅に来てもらって、食事もお出ししました。
別に利害関係がある人でもないし、見返りを求めているわけでもありません。
私なりに、ご縁を大切にしているつもりです。
でも、ここで、最低限の礼儀を尽くせる人かどうかはチェックしています。
つまり、後でお礼のメールが来るかどうか?
残念ながら、この方は、何も連絡なしでした。
どんなに優秀で仕事の技能が高かったとしても、こういう方には人脈はできないと思います。