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以前、自分の本にも書いたけれど、
私のいう『価値観』の定義は、より根源的で本質的なもの。
よく「あの人とは価値観が違う」という言葉を聞きますが、
何が好きか、嫌いかといった、そういう表面的な趣味・嗜好レベルのものではなくて、
もっと善悪に関わるような次元の深いもの。
〔趣味・嗜好・文化レベルの価値観なら多様性に富んでいたほうがいいし、違いを認めて楽しめる〕
でも、こと根源的な価値観については、国を越え、同じ人間として一致していなければ苦しい。
これが一致していないと、いつまでたっても世界平和は訪れず、人と人の心が一つに溶け合うことは難しく、対立や闘争が続く。
極端な例では、テロ組織など、彼らとは死生観・人間観・善悪に対する価値観が違う。
これに関しては、まずは宗教指導者が価値観を一致させて欲しいと思います。
幸い、私は自分の主人も含め、今、関わっている海外の友人達とは、皆、価値観が一致しているので、とても付き合いやすいです。
生まれ育った環境は違うので趣味嗜好はそれぞれ違うけど〔違ってるからこそ楽しい〕、
善悪に対する価値観が一致しているので、とても仲良くなれます。
一番苦しいのは、身近なところ〔家庭内や職場、学校など〕に価値観の違う人がいることですね。
