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閲覧数順 2024年04月25日更新

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ファイル共有ソフト「シェア」による著作権侵害

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知的財産権についてのトピックス2010
ファイル共有ソフトにより違法に取得したコンテンツをサーバに記録し、インターネットカフェの客に利用させていた、インターネットカフェが著作権法違反(上映権違反)で摘発されたということです。

下記URIをご参照下さい。

http://www.asahi.com/national/update/0209/TKY201002090248.html

このケースでは、上映権違反の他、ファイル共有ソフトを使用して違法ダウンロードしてHDDに格納する行為も公衆送信可能化権についても著作権法的に問題となると考えられます。今後の動向に興味が持たれます。

著作権法も改正が行われていますが、コンテンツのコンピュータによる利用形態の多様化の速度になかなか追いついていない面もあります。

一方、ファイル共有ソフトが頒布されれば、それを使用する人は必ずいますし、かといってファイル共有ソフトの製作自体を違法とすることもできますが、いずれもその匿名性を考慮すれば、実効性に問題があるように思います。

今後、P2P通信の特性やコンテンツへのアクセス制御を充分に反映させて、ファイル共有ソフトの実効性を失わせるためのネットワーク/コンテンツセキュリティ技術を開発することがますます重要になって来そうです。

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北京レポート2010(2)(2010/02/05 09:02)