今回は子供部屋の特に一人部屋が及ぼす影響、「集中力」の欠如が及ぼすもう一つの側面をお話します。
一人きりでないと集中できない習慣や体質が身についてしまうともちろん学校などの集団生活も大きなストレスになりやすくなります。これも大きな問題でもありますが、これ以上に大変なのが「社会に出てから」なのです。
今世の中は、「住育ブーム」で色んな雑誌に、どういう勉強部屋にすればいい大学に入れるか?といったような情報が増えてきています。この流れは、子供と住環境を考えていく上で必然かつ時代が要求するものだと思います。
しかし、この視点にずっぽりと抜けているのが「子供が社会に出てからどういった大人に成長していくか?」というポイントです。高学歴の社会人に、鬱やストレスによる精神疲労、自殺者などが増えています。私はこの背景の一つに、一人部屋の影響があると考えています。
(つづく)
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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「子供の住環境を考える」のコラム
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