木を切るべきか、切らざるべきか−。 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

アトリエ137 
建築家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

木を切るべきか、切らざるべきか−。

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造設計
ひとり言
私の愛読書にナショナルジオグラフィックがあります。
今日はその記事から。


まずは、表紙が強烈です!

分かりました?

赤い服の人・・

小さっ!


アメリカ西海岸にだけ生育するスギ科の木、セコイア。
(レッドウッドとも呼ばれています)

樹高・・なんと100m以上!

ジュラシックパークのロケ地にもなったそうです。
確かに恐竜が出てきそうな・・

しかし、今回の特集はそんなことを伝えるものではありません。
19世紀に入って、この巨木の森も伐採につぐ、伐採・・
森林破壊が始まります。

1920年代から始まった保護運動もむなしく、
ブルドーザーやトラック、チェーンソーを手に入れた戦後、その勢いは加速したようです。

そして、この伐採の仕方がいけません。
一区画の樹木をすべて切り倒してしまう「皆伐」です。
かつて総面積80万haもあった原生林のうち、伐採を免れたのは5%に過ぎないそうです。

「古いセコイアを守るために闘った時代は、すでに終わりました。原生林はほとんど残っていませんから」「再生し始めた95%の森をよりよく管理する方法を見つけることが、これからの課題です」
と、森林学者のスティーブ・シレットさん。

木がこれだけ伐採されてしまったということは、そこで生きる動物たちにも・・はずです。

人間って・・

詳しくはこちらを↓
ナショナルジオグラフィック 2009.10月号
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0910/feature01/


伐採された木の多くはもちろん住宅建設に使われています。
仕事柄とても考えさせれる記事でした。

このセコイアの森だけでなく、東南アジアでも、今も同じことが起きていています。

日本人は間伐などをしながら、上手に付き合ってきたと思いますが、
日本では反対に、近年人の手が入ることがなくなって、山が荒れてしまっているという状態です。

手を入れすぎても、入れなすぎても、だめなのです・・

森の再生を考えながら、伐採していただきたいですね。
そして、私たちも必要以上を求めず、大切に使いたいものです。


だって・・


木の家に暮らしたい!


アトリエ137のHPもご覧ください!
http://www013.upp.so-net.ne.jp/atelier137/

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(建築家)
アトリエ137 

シンプルでナチュラル。気持ちのいい空間を創ります

家は明るく、楽しく、気持ちよくが一番です。より豊かで快適な生活を楽しむための家づくり。住まい手の生活スタイルや敷地の周辺環境を生かした空間づくりを心がけています。「やさしい空間の中に、凛とした空気を感じる」と感想をいただきます。

カテゴリ 「ひとり言」のコラム

芸術は爆発だ!(2009/11/03 08:11)

I さんと敷地を見に(2009/10/31 00:10)

軽井沢で土地探し?!(2009/09/27 08:09)

宇宙カレンダー(2009/09/05 08:09)