自分を犠牲にしてまで何かに尽くさなくていい - 性格・コミュニケーションの不安 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月30日更新

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自分を犠牲にしてまで何かに尽くさなくていい

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3月になり、ずいぶん春めいてきましたね

 

さて、今回はカウンセリングでもよく話題になる、「尽くしすぎ」についてです。

 

かつての私もそうでしたが、いい子タイプのアダルトチルドレンの人は、つい自分を犠牲にして相手に尽くしてしまうんですよね。

 

当時は自動的にやっていたのでまったく無自覚でしたが、今思えば、以下の深層心理があったのだと思います。

・自分を犠牲にすることで、やった感を得られる

・役に立つことで自分の存在価値を認めてもらおうとしていた

 

これらは裏返してみると、

・多少なりともつらい思いをしないとやった感が得られない

・がまんすることが日常化している

・役に立たないと自分には存在価値がないと思っている

 

だから

・つらいことに耐えられない自分は弱いダメ人間だとさらに自分を責める

・努力が報われないと過剰に傷ついたり憤ったりして、無力感におそわれる

・他人にどう思われるかが気になってしかたない(悪く思われる=存在否定)

・悪く思われないこと>自分がつらい

 

もっと言うと、

・ラク=怠けと誤解しているので、休むことや何もしないことに罪悪感がある

・自分より他人優先

・自分に自信がない

 

残念ながら、役に立ちたくて自分を犠牲にすることは、相手から評価されるどころか、自分で自分の価値を下げて便利づかいされる結果になりやすく、さらにそれは自分の努力不足だろうともっと尽くして弱っていくという悪循環におちいりやすいのです。

 

で、前置きが非常に長くなりましたが、私がお伝えしたいのは、自分を犠牲にしてまで他人や組織に尽くしても搾取され疲弊するだけで報われないので、尽くすのは無理なくできる範囲にしましょうということです。

 

よく、もう休職したほうがいいくらい弱っている人が、「職場に迷惑をかけるから休めない」と言いますが、それって、自分より組織を大事にしてるってことですよね。

 

組織の一員が組織を守る必要はなく、むしろ組織に守ってもらう存在です。かつて会社員で今フリーランスの私からすれば、さまざまな制度で守られているのは組織に属す最大のメリットです。せっかくの権利なので、堂々とつかってほしいと思います。

 

一人欠けるとまわらない職場だとすれば、それは経営の問題で、いち職員が気にする問題ではありません。むしろ誰かがカバーしてしまうと経営陣は問題に気づかず、気づいても見ぬふりのままです。経営陣に動いてもらうためにも、現場で無理はしないで問題を表面化させたほうがいいんです。

 

自信をもつには、自分を大切にする=自分を守ることが不可欠です。大人になったら、誰かに守ってもらうのではなく、自分で自分を守らなければなりません。自分を粗末にあつかっていると、他人からもそうあつかわれてしまいます。制度や権利はつかえるだけつかって自分を守ってあげてくださいね。

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