- 中野 博
- 株式会社エコライフ研究所 代表取締役
- 埼玉県
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
あがる原因のひとつ、不安をとりのぞく方法
人前で話す際に、あがる原因は次の3つ。
1:初めての経験ゆえの不安
2:失敗をした経験
3:無防備な状態
心理学的に解明されている「あがる」原因はこれだけであるので、それぞれにつき
しかるべき対策を打てばいいのである。
まず、*1:初めての経験ゆえの不安* について解説しよう。
あなたは、はじめて飛行機にのった時、不安と若干の恐怖を感じなかったろうか?
私は25年ほど前にはじめて飛行機にのった時、落ちないだろうかと不安になり、
ちょっと「ガタガタ」と揺れるだけで、ものすごい恐怖を感じた。
しかし、その後何回ものっていると、自分の経験から"まず大丈夫だ"というを認識できるから、
はじめてのときのような恐怖心をもたなくなった。
はじめての場所に行く、はじめての人に会う、はじめての経験をする時、人間はみな
若干の不安を感じ、緊張をする。
大勢の前で話をするということも同じで、どういうことばを使ったらよいか、
どういう話をしたらよいか、どういうふうに話を展開したらよいか、
目や手はどこにおいて話したらよいのか、服装や身だしなみはどれが印象がいいのかなど、
すべてが未知なことばかりだから緊張し、不安が生じてあがってしまう。
しかし、これも何回かそういう場を経験することによって結果を予測できるようになるから、
徐々にあがらなくなるので心配はいらない。
誰にでも初めての初々しい時はあるので、あなたがまだはじめての経験であれば、
失敗して当たり前と気楽に構える事が一番いいのではなかろうか。