課長の会計力(望月実著、日本実業出版社) - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

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課長の会計力(望月実著、日本実業出版社)

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雑感 書評
ビジネスの現場で必要とされるべき会計の知識を
分かりやすく解説した本が出ました。

「課長の会計力」(望月実著、日本実業出版社2008年12月)

大手企業の課長さんに向けて書かれた本ですが、
中小企業の経営幹部に読んでもらいたい本なので、ここで紹介します。

ビジネスにおける会計思考は、管理会計をマスターできるかに
かかってくると言っても過言ではありません。

私のような税理士が日常業務として扱っている税務会計や財務会計は
基本的には過去情報に基づいたものであり、将来予測には
参考程度の役にしか立ちません。

投資案件の評価や利益の出る見積もり計算などに必要な知識は
ほとんど管理会計の知識からくるものなんですね。

残念ですが、税理士には、試験科目にないために
管理会計を勉強したことがない方もいらっしゃいます。

私の場合、公認会計士試験挫折組とはいえ、
大学院まで行って会計学者を目指していた分、
管理会計まで勉強しましたが、
正直、入門編として分かりやすい本に
なかなか出会えませんでした。

そういう意味では、本書は近年急速に増えつつある会計本の中でも
特にオススメの1冊かもしれません。

本書の特長は、ケーススタディーにあると言えましょう。

各章ごとに、コラムとしてケーススタディーが用いられています。

第1章 値引きはどこまでしてよいか
では、「吉野家はなぜ牛丼を280円で売ったのか」

第2章 資金繰りで困らないために
第3章 “勘定あって銭足らず”を避ける技術
第4章 儲かるための「コスト」の基本
では、それぞれ、
「有利な資金繰りは諸刃の剣 NOVAの運転資金」
「NOVAのキャッシュフロー計算書から破綻の兆候を読み取る」
「生徒数の減少で大きなダメージを受けたNOVA」

第5章 予算がわかれば“会社”が見える
では「三越伊勢丹グループの中期経営計画」

第6章 予算を達成するための数字の見方
では「経営環境が業績に与える影響 任天堂はなぜ業績予測を変えたのか」

第7章 勝ち組企業の「儲け力」
では「資生堂の“心の価値”を上げるブランド戦略」

第8章 経営の効率とスピードを上げる
では「吉野家と任天堂の株主のプレッシャーに負けない経営」

本書を読んでいく上で、

会計にはちょっと抵抗感が・・・

とか

数字はちょっと・・・

という方は

ケーススタディーだけでも読んでみて下さい。

数字を読めるとビジネス展開がどう変わるのか、
今の自分のやり方をどう変えていこうか、がはっきりすることでしょう。

また、ケーススタディーを先に読んでしまってから、
本文を読み始めるのもいいかもしれません。


本書の最後には、望月氏オススメの経営本が7冊ほど紹介されています。

その中には、私にとっても座右の書となっている

「ハイパワー・マーケティング」
(ジェイ・エイブラハム、金森重樹訳、インディックス・コミュニケーションズ)

が紹介されています。

そのうちと思っているうちに、紹介しないまま来てしまいましたが、
マーケティング手法をビジネスの現場にどう生かすか、
現代の生ける伝説的マーケッター、ジェイ・エイブラハムの
エッセンスが詰まった本です。

むしろこちらの方が絶対のオススメ本だったりしますが・・・

ご興味がおありの方は是非お手にとって見てください。

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