建築家と家を建てる秘訣 その2
2.建築家に依頼すると高いのか?
このテーマは多くの人が持っている疑問だと思います。
なぜなら、設計料は多くの場合「建設費の10%」くらい別にかかると思われているからです。
例えば、2500万円の家だったら250万円が設計料にかかり総額2750万円になります。(その他別途諸経費がいりますが設計事務所に依頼するかどうかに関わらずかかるものなので省いた話にしています)
多くの人は、2500万円+250万円という図式で捉えて高いと考えていますが、実際は設計施工を一括で受ける工務店やハウスメーカーでは、はじめから総額2750万円と表記されるだけです。
なぜなら工務店やハウスメーカーにしても設計料やそれに相当する経費は必ず必要になってくるからです。例えば、住宅展示場に出している展示場の家賃、単独の営業マン、パンフレット代、CM代など経費は、最低でも総額の2割を占めていると言われています(場合によってはもっと多い時もあるようです)。例えば、2750万円の家だと、550万円くらいはそれらの費用です。
この金額と設計料の250万円を比較してみると、果たして建築家に依頼すると高くつくか?というのは、まずそんな事は無い事が言えるでしょう。また個人的には建築家がお薦めですが、一概には言い切れません。
なぜなら、住宅展示場があれば、実際の家のイメージもつきやすい、パンフレットがあると分かりやすい、単独営業マンがいてくれると銀行の審査まですべてやってくれる、家の間取りを考えるのに面倒くさくない、などのメリットもあるからです。
家造りを考える際、あなたの相性にあった家造りを明確にする事が、家造りをスムーズに幸せに導いてくれるでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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