「日本の愚かな英語教育」カナダからの苦言 - 英語全般 - 専門家プロファイル

Super World Club 代表
カナダ留学専門家・英語教育者
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

「日本の愚かな英語教育」カナダからの苦言

- good

  1. スキル・資格
  2. 英語
  3. 英語全般
外国から見た日本

38年、日本で英語思考法を指導したあとカナダに移住。
まだ同じことやってる。。。と呆れた気持ちで日本の英語教育の「あ〜だこ〜だ」を眺めています。

日本経済新聞のこんな記事に目が止まりました。

「あかん。。わかってない。。」

 

「小学校の先生、英語必修に 教職課程で義務化

 

文部科学省は26日、小学校教員の免許取得を目指す学生に、英語を含む外国語科目の履修を教職課程で義務づける省令改正案を公表した。2019年度から、英語の指導法に関する科目の単位取得が必要になる。20年度実施の新学習指導要領で英語が正式な教科になるため、養成段階から教員の指導力を育成する。

外国人指導助手(ALT)と協力した指導や児童への英語での語りかけ方など、英語指導に関する科目が必修になる。教職課程がある多くの大学で教育内容を見直す必要がある。」

 

日本の英語教育は、何十年も同じ教え方を当たり前のように続けています。

中学から全員英語を習い始めて何十年、英語塾の歴史も何十年。 幼児英会話も少子化前、少子化以前のわんさか子供のいる頃から花盛り。 
巷の英会話学校の歴史も何十年。

 

未だに日本人の英語が出来ない理由の一番明白なものは、何十年も繰り返している英語勉強法には効果がないということだと思いませんか?

効果がないのに、ずっとずっと同じことを繰り返している日本の英語教育。

 

アインシュタインなら日本の英語教育にこんなタイトルをつけるかも知れません。

“Insanity” (アインシュタインの定義)-Doing the same thing over and over again and expecting different results.
[同じことを何度も何度も繰り返して、こんどこそ違う結果が出るだろうと期待すること。]

これが “Insanity”。 日本の英語教育。

[「日本の英語教育のInsanity」というコラムを2011年に書きました。

 

今2017年ですよね。

懲りないどころか、同じ教育法を小学生から当てはめたら、「奇跡的に日本人の英語能力が上がるだろう式」小学生英語教育義務下。

 

教育法、内容には全く変化はなく、ただ単に外国人指導助手を連れて来ればいいと。

歌やゲームをするだけの内容。

オタオタする小学校教師たち。

文科省が作った副教材も従来と同じ。

子供たち曰く「おもんない〜〜〜たいくつ〜〜〜」

 

もともとの言語専門家でもない小学校教師に重荷を追わせるのは、全く的外れだと思います。

外国人指導助手も何十年も給料払って、ほとんど効果は見られないことにも気づかないといけませんね。

ただ子どもの前で外国人が英語を話したからって、子どもの脳には何の変化も起こりません。

 

初心者の英語教育ほどプロの手が必要。

アルファベットをカタカナ発音する人たちが教えるものでもないし、be動詞だけ知っていれば教えられるものでもないですね。

 

英語の音に、簡単な英語の文法に、子供たちの脳がひとりでに反応するよう指導しなければ、何年英語を勉強しても今の日本の大人と同じ。

世界で笑い者の英語下手日本人の仲間入りになってしまいます。

 

英語は思考法が全く異なる言語。

まずそこから環境を整えた指導をしなければ、またアインシュタインに笑われますよ。

 

そして、「誰」が教えるのか。

この重要部分がいつでも抜けているのに唖然としてしまいます。

 

戦後始まった英語教育。

全く変わっていない英語教育。

 

どう効果があり、どう効果がないのかを科学的にリサーチ分析し、子どもの脳がどう外国語を習得していくのかを真から科学的根拠に基づき進めて行く。

こんなニュースがいつになったら日本から届くのかとため息が出ます。

 

「科学のない思いつきの英語教育ーカナダから呆れて見ています」

 

その変わらない日本に呆れ果てカナダに来ました。

日本の教室を閉め、カナダからのオンライン講座のみを行っています。

ほんの一握りでも本当の言語としての英語を脳に送り込んでやらなくちゃ!と。

カナダの英語文化をリアルタイムで伝えるためにも。

 

「学習する」ということは、脳が従来のネットワークから新しいネットワークを作り、それを使い始めること。

何十年も繰り返している同じ方法、同じ指導者では脳に「学習行動」を期待することは不可能。

 

同じように「日本の英語教育には我慢ならん!」と思っている方、ぜひ日本でもっと声を挙げて下さい。

応援します。 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(カナダ留学専門家・英語教育者)
Super World Club 代表

カナダ留学・ボランティアにいらっしゃい!

カナダ高校留学・大学留学・大学院留学・政府認証ボランティア体験のカウンセリング及びサポート。 Canada 在住。Big History Project 指導 (カナダよりオンラインにて)

カテゴリ 「外国から見た日本」のコラム

このコラムに類似したコラム

やっぱり愚かな(そして退屈な)日本の英語教育 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2017/07/30 08:34)

英語圏で通用するエッセイとは 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2017/07/11 06:52)

カナダ大平原から世界先端教育をオンラインで 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2017/05/14 04:56)

Big History Project - カナダクラブオンラインで今年も始まりました 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2017/01/11 03:38)

カナダと愛媛をむすぶオンライン授業 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2016/12/03 03:00)