6月10日株価伸び悩み　先進国・新興国株価指数・国債利回り・不動産・商品先物価格週間騰落率

2016年6月第二週概況

世界の株価を代表とするオールカントリー指数は－0.62%の小幅な下落です。
先進国の株価を示すワールド・インデックスも－0.80%下落、エマージング指数は－0.94%の下落です。

地域により騰落はまちまちです。
アジア・パシフィック指数が小幅な0.33%の上昇、欧州を代表する企業600社の指数STOXX600は－2.45%の下落です。中東・アフリカのブルムバーグGCC200指数は2.07%上昇しています。

米国株の概況

米国の株価、NYダウは小幅な0.33%の上昇、ナスダック総合指数は－0.97%の下落でした。世界の投資家のベンチマークS&P500は－0.15%と小幅に下落、ニューヨーク総合指数も小幅に－0.40%下落しました。
シカゴのVIX(恐怖)指数は前月末の14.19㌽から17.03㌽に上昇しました。

ヨーロッパの概況

欧州の株価は下落です。
EU脱退投票に揺れる、英国のFTSE100は－1.51%の下落。大陸のドイツのフランクフルトDAXは再び10,000㌽を割り－2.66%の下落、フランスパリ市場のCAC40も－2.60%の下落、スイスのSMIも－2.77%下落しています。

日本株の概況

日経225平均は－0.25%と小幅な下落、TOPIXも－0.49%下落、ジャスダック指数は1.10%上昇、マザーズ指数は2.42%の上昇です。東証リート指数は－1.05%下げています。

中国株価指数の概況

世界に開かれている香港市場の香港ハンセン指数は、0.46%の上昇、ハンセンH株(本土株)指数も小幅な0.25%の上昇でした。一方、上海の総合指数は－0.39%の下落で、2927.16㌽です。

先進国株価指数騰落状況

先進国の株価指数全体として小幅な動きですが、ヨーロッパを中心に下落しています。

上昇1位は、日本のマザーズ指数で2.42%の上昇、2位も日本のジャスダック指数で1.10%の上昇、3位はシンガポールのST指数で0.49%の小幅上昇です。
下落1位は、スペインのIBEX35で－3.53%の下落、2位はデンマークのらも差コペンハーゲン指数で－2.78%の下落、3位はスイスのSMIで－2.77%でした。

騰落1位同士の乖離は5.95㌽です。
この乖離㌽の提供は、上昇した指数の先物を買い(マザーズ指数)、下落した指数(IBEX35)の先物を売っていれば、裁定を行うことで当週得られた収益率の幅です。今週は先物を同額で売り買いできれば5.95%のリターンが得られたことになります。

新興国およびフロンティア国株価指数

今週は騰落まちまちの動きです。



今月の上昇1位はアルゼンチンのメルバル指数で4.17%の上昇、2位はアラブ首長国連邦ドバイの金融市場総合指数で3.31%の上昇、3位はカタールのQE指数で3.19%上昇、4位はロシアのRTSIで3.10%上昇でした。
下落した1位はギリシャのアテネ総合指数の－4.62.%下落、2位はチェコのプラハPX指数で－4.49%の下落、3位はブラジルのボペスパ指数で－2.37%下落です。
騰落1位同士の乖離幅は8.79㌽です。

主要長期国債利回り週間変化

今週の主要長期国債の多くは利回りが低下(価格は上昇)しています。日本の長期国債はdd@)4－最低の0.150%を付けました。



日本だけでなく、米英他主要国の10年国債も利回りは低下(価格は上昇)しています。日本とドイツの変化率は二ケタです。

主要商品、不動産の騰落

6月は1バレル50ドルが定着するかに着目ください。先週末は北ブレント50ドルを超えています。



・今週貴金属も上昇、銀は5.93%の上昇です。
・非鉄金属は今月から先物ではなく現物価格に変更しています。銅が下がり、亜鉛が値上がりしています。
・穀物は大豆が5.09%の上昇です。
・資産に占める不動産の額は世界の国々で大きな比率を占めています。そこで不動産の指標を掲載します。各指標今月に確定しました。日本の不動産は低下、オーストラリアは上昇です。
・CRB指数は2.24%の上昇、日経商品17種ともに上昇しています。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス　マイ　エフ・ピー　代表　吉野　充巨
ファイナンシャルプランニングと投資助言で人生設計から資産形成までサポートする保険や投資信託等金融商品を販売しないフィーオンリーのアメリカ型ファイナンシャル・プランナー≒独立系顧問料制アドバイザー。
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投資助言・代理業:関東財務局長　(金商)　第2227号
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