- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
03-5803-2500
対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、世界的な金融緩和、そして低金利の状況下、
欧州の一員、アイルランドが、
何と「1世紀債」を発行しました。
償還されるのは、100年後の2116年です。
今回アイルランドが調達した金額は、
1億ユーロ(約123億円)で、表面金利は、2.35%です。
欧州の債務危機の時に、アイルランドは、
欧州連合やIMFから金融支援を受けました。
この過去の経験もあり、低金利で資金調達できるこの時期に、
100年という超長期債の発行に踏み切ったと思われます。
100年債は、実は2015年に、ベルギーでも発行されています。
その時の金利は2.5%で、5千万ユーロを調達しています。
それにしても、100年は長いですね。
「今生きている人が、ほとんどが居ない」
といってよい時間軸です。
これから100年の間に、どのような出来事が起きるのか、
誰にも予想することはできません。
ただ、過去の金利水準を見る限り、
いまが超低金利であることだけは間違いないので、
運用先で困っている“買い手のニーズ”があるのであれば、
発行しておくのも手なのでしょう。
そして買い手側も、将来、金利が上昇して、
債券価格が下落したとしても、
買い付けた担当者は、すでに居ないため、
責任を問われることはなさそうです。
それにしても、この“1世紀債”、
そろそろ日本においても、
真剣に検討する時期かもしれませんね。
それでは、今週も、穏やかで平和な日々でありますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
世界中の優良ファンドを用い、貴方だけの運用プランを提供します
信頼性や人間関係を重んじながら、「海外分散投資」のコンサルティングにおいて、“末永く”お客さまをサポートしたいと考えております。単なる金融商品の紹介ではなく、お客さまの「人生設計」に合った“あなただけのオリジナルプラン”をご提供いたします。
「資産運用」のコラム
「ニュージーランドの投資環境」(2024/06/13 14:06)
「金(ゴールド)の実力」(2024/05/30 15:05)
「GPIFの2023年の運用実績」(2024/03/28 16:03)
「2024年のマーケット・経済動向」(2024/01/18 16:01)
「円キャリー取引」再来か!?(2024/01/11 17:01)
このコラムに類似したコラム
「債券アービトラージファンド」 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2024/02/22 17:28)
「いよいよスタート!新NISA徹底活用セミナー」 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2023/12/07 18:52)
株価の急落時に気にかけたいこと 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2023/10/04 18:35)
「拡大するETF市場」 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2023/09/08 09:19)
「考えてみよう!新しい“NISA”の活用法」 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2023/07/27 11:58)