- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、2015年度の外国為替証拠金(FX)取引額が、
5524兆円に上ったことがわかりました。
前年より18%増加し、
4年連続で過去最高を更新しました。
「ドル・円」取引が全体の6割を占め、
日本だけでも3割の取引額となっています。
いまや、個人のFX取引は、輸出企業の売買高を上回っており、
完全に「実需」を投資(投機)が抜いた格好となっています。
以前は取引の主体が、
「円売り外貨買いにより、金利差で儲ける」
といった投資スタイルが主流でしたが、
ここにきて、世界的な低金利が進む中、
「円買い外貨売りにより、為替差益で儲ける」
投資家が増加傾向にあるようです。
ここ最近の急激な「円高」の背景にも、
こういった動きが影響していると考えられます。
それにしても、日本のGDPの10倍以上、
世界の株式時価総額の7割に迫る売買高は、
ある意味“脅威”と言えます。
投資手段としてのFX取引が、
企業の収益や私たちの生活に、
直接的に影響を及ぼす時代が来たということです。
投機性を抑えるため、
証拠金の倍率を下げる「レバレッジ規制」も導入されましたが、
取引高の増加傾向は止められません。
FXという投資手法自体が、
私たちの“実体経済”に影響を及ぼすようになった以上、
私たちも生活防衛を考える必要があります。
個人的には、資産の一部を外貨で保有する
「通貨分散」を真剣に考える時期ではないかと考えています。
まずは、“第一歩”として、米ドルを保有することから、
はじめてみてはいかがでしょうか。
それでは、今週末も穏やかな日々をお過ごしください!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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