清家先生は私の好きな大建築家の一人です。
著書「知的住居学」「やすらぎの住居学」「ほんもの居住学」「やさしさの住居学」を時代のニーズに応じて執筆され、「やさしさの居住学」では老後に備えるアドバイスをされていて私の仕事においても参考にさせていただいております。
老後における住まいをどうするかとか、先のことを深く考える人は少ないかもしれませんが、中途障害を持たれた方たちにとって住める住宅にすることは人生に関わることです。
受傷され障害を持ったことの現実を受け入れられない方々への住宅改修や新築に携わり、快適な住環境を提供し喜ばれたときの充実感がありますが、その住宅を作品として世の中にさらけ出すのはご本人の気持ちも含め私は抵抗があります。。
「障害者にやさしい家」とはハード面だけでなく相手を思いやるソフト面が重要なのだと、清家先生の作品をみて再認識できた気がしました。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
048-935-4350
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