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8月の月間騰落 株価指数・国債利回り・商品先物価格 2015年8月31日

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■8月概況
・中国上海市場の暴落と対応、突然の人民元切り下げ、天津市港湾地区の大爆発など、チャイナリスクに世界が振り回された月になりました。中国の景気減退が明らかになり、需給バランスの悪化から原油等商品価格の下落が進んでいます。
下図は、ニューヨークのWTI価格(黄色)、NY金先物価格(ブルー)、資源価格の代表指標であるCRB指数の年間騰落推移です。期間は2014年12月22日~2015年8月31日。

150831NY原油NY金先物CRB指数
・年初からWTIは20%下落後4月から持ち直しましたが、6月のギリシャ危機を契機として急落し30%安迄落ちています。中国の急落から8月26日に本年最安値の38.60ドルを付けた後3日間で49.20ドルまで急反発しています。

・金の価格も中国の需要減と米国債利上げ期待から、年初より+10%~-10%の範囲で推移し、今回のリスクオフにより、若干値を上げています。

・石油、非鉄金属等商品価格の下落からCRB指数も7月からの急落で200㌽を割り、8月26日には185.28㌽まで下がりましたが、8月31日には202.09㌽まで回復しています。

中国、欧州の景気減退を米国一国で支えるのは困難です。日本等回復途上の国と欧州の立ち直りにより世界の需給バランスが回復するまでには、時間がかかると思われます。

・中国は、新常態への移行が出来るのか不透明なため、今後も不安定な状況が続くと思われます。統計数値に信頼が無い為、情報の捉え方で株価や為替への影響を世界が捉えきれていません。

■世界株価の概要
・全世界株価の指標MSCIオールカントリー指数は-7.04%の下落です。
・先進国の指標MSCIワールドも-5.33%の続落、新興国のMSCIエマージングマーケット指数はそれを上回る-5.96%の続落です。
・地域では、MSCIアジア太平洋指数が-4.90%の続落、ヨーロッパを代表する企業600社の指数STOXX600は-6.46%と続落しています。中東・アフリカを代表するブルンバーグGCC200指数も-5.97%の続落下落でした。

・米国概況
米国も大きな下落のまま8月が締まりました。ニューヨーク・ダウは-6.86%、ナスダック総合も-6.57%、S&P500も-6.26%の下落です。
株価下落を受けてシカゴのVIX(恐怖)指数は7月末12.12㌽から8月24日には40.74㌽まで上昇、市場が落ち着いてきた31日に28.43㌽に低下しています。

8月の日本株は各市場とも大幅な下落です。日経平均は-8.23%、TOPIXも-7.38%の下落でした。新興・小型株のジャスダック市場は-7.32%の下落、マザーズは-15.26%の暴落です。
東証リート指数も-7.48%でした。日本への影響は極めて大きなショックとなっています。

これを書いている9月1日の日経平均は724円安の18,165.69円まで下落しています。
当面浮上しても、不安感が漂う展開かと思います。
中国が無理な株価維持を終え、実態に近づくまでこの状態が続くと考えています。


■株価指数
●8月の先進国株価指数、すべてが下落しました。
上昇はありません。

150831NY先進国株価指数月間騰落率
下落1位は日本の小型株マザーズ指数で-15.26%、2位は中国と連携している香港ハンセン指数で-12.0%の下落、3位はオランダのAEXの-10.14%下落、4位がドイツ フランクフルト市場のDAXで-9.28%下落です。ドイツ等北欧の株価への打撃も大きなものでした。

●新興国・フロンティア国の株価指数も全面安でした。
8月に市場が開場したギリシャは、対6月26日(市場閉鎖前日)に比べ-21.73%の下落です。

150831新興国及びフロンティア国株価指数月間騰落
下落1位は震源地の上海総合指数で、-12.49%の下落、31日には3205.99㌽まで反発しています。(7月24日は2045.96㌽)。2位はアラブ首長国連邦のドバイ金融市場総合指数で-11.60%の急落、3位はエジプトのヘルメス指数で-11.48%の下落です。

■主要長期国債利回り月間変化
・株価は世界が全て下落しましたが、長期国債利回りは、打撃の大きさから2方向に分かれました。

150831主要長期国債利回り月間変化
日本と英国、オセアニアのオーストラリア、ニュージーランドの利回りは低下(価格は上昇)し、米国、独、仏、イタリア、スペインなどユーロ圏は利回りが上昇(価格は低下)し。南米も利回りが上昇(価格は低下)しています

■主要商品先物価格及び商品指数
・CRB指数は横這いで、日経商品17種は-5.51%低下しました。

150831主要商品先物価格及び商品指数月間騰落率
・貴金属、金とプラチナは上昇しました。
・中国景気の減速が確実視され、非鉄金属3品は下げています。
・原油はWTI、北海ブレントは上がり。ドバイ原油は中国の景気減退から下げています。
・穀物3品は下げ、大豆は-8.49%下げています。

文責
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独立系顧問料制アドバイザー(商品を販売しないアドバイスの専門家)
吉 野 充 巨

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プライマリー・プライベート・バンカー日本証券アナリスト協会認定
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R) 
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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