資本金1億以下にするメリット - 税金全般 - 専門家プロファイル

大手町会計事務所 代表税理士
東京都
税理士
03-3518-9945
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:税金

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

資本金1億以下にするメリット

- good

  1. マネー
  2. 税金
  3. 税金全般
税金

日本では、資本金の多寡で会社の大きさを図る傾向があります。


資本金とは、出資者から払い込みを受けた金額の合計額になります。


例えば、トヨタは資本金が3970億円、楽天は1116億円など、これらの金額が会社に資本金として振り込まれております。


ただし、資本金の額がそのまま会社に残っているわけではありません。


会社はこれらの資金のほか銀行借入金などで設備投資を行ったり、事業運営に充てられ、投資回収を図ります。


うまくいけば、資本金よりも多くの資金を残すことができ、あるいは、うまくいかなければ資本金が底をつくこともあります。


中小企業で言えば、会社設立の際に資本金をいくらにするかは重要です。


資本金が1000万円未満の場合、設立から原則2期目までは消費税の免税事業者になります。


資本金1億円以下の法人の税金上のメリットは、800万円以下の所得に対して法人税率が15%(通常19%)、繰越欠損金がフルで使用できる(大企業は原則8割まで)など特例がいろいろあります。


特に大きいのは地方税の均等割り額です。


赤字でも支払わないといけない税金で、自治体にもよりますが、東京の場合最低7万円、最大380万円。(資本金1億円かつ従業員50人超だと20万円)


事業所のある自治体ごとに支払わなければいけないので、結構な金額になります。


今回シャープは資本金を1億円に減資すると報道がありましたが、もちろん税金だけが理由ではないでしょうが、なりふり構わない姿勢の表れかと思います。





カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 税理士)
大手町会計事務所 代表税理士

資産運用と節税のことならお任せ下さい。運用会社出身の税理士。

今の運用に満足ですか。今の税金の支払に満足ですか。今の相続対策に満足ですか。不安な時代だからこそ、確かな情報と信頼できる相談相手が必要です。運用も節税もすべてオンリーワンのオーダーメイド。土日早朝深夜も対応する身近なパートナー。

03-3518-9945
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「税金」のコラム