「こういうショーケースに入れてあるお総菜って、朝作ったモノを夕方まで並べて売っているんだろうね~」
妻とデパ地下のお総菜売り場を歩いていたときに、彼女がボソッとこう言いました。
「ん?そりゃ~ちがうぞ!そう言う店もあるかも知れないけれど、2時間おきくらいにこまめに作っているところもあるんだぞ!たとえば、とんかつ新宿さぼてんなんかは、1日5回に分けてこまめに作るようにしているんだぞ!」
私は、惣菜店の店長でも無いのに、思わず「いかに惣菜店がこだわりを持って、より新鮮なお惣菜を作ろうとしているのか」という説明をしてしまいました。
でも、、、、よくよく考えてみれば、惣菜店での勤務経験の無い彼女からすれば、デパ地下や商店街の惣菜って、目の前で作っているモノ以外は、いつ作って並べたのかなんて、全然判らないのです。
それって、一般のお客様って、けっこう同じような感覚があるんじゃあないのでしょうか?
デパ地下惣菜店のみならず、作り置きの「食品」は最近では、色々なところで扱っています。
コンビニエンスストアでも、唐揚げやコロッケがあります。豚まん肉まんも作り置きされています。
最近人気の鯛焼きなどもそうですよね。
そう言えば、ミスタードーナツやケンタッキーフライドチキンって、作ってから何時間まで並べているんでしょうね?
目の前で出来上がった物がすぐに提供されるのならば、何も問題は無いのですが、作り置きされていると、「それっていつ作ったの?」と思っても不思議ではないのです。
世の中の意識の高い企業や個人店では、出来るだけ出来たての商品を提供しようと、色々と工夫をしている所がたくさんあります。私が思わず説明してしまった、とんかつ新宿さぼてんも日々工夫と努力を重ねています。朝、大量揚げて、それを夕方まで販売するなんてあり得ないのです。
でも、そんなこだわりや工夫を「一般のお客様は知らない」のです。
先日、友人が、「モスは出来たてだけどマクドナルドは作り置きだよね」と言ったので、デパ地下での会話同様に私は思わず、「それは違う!今はマクドナルドもオーダーメイドなんだよ」と説明したのでした。
マクドナルドでは、出来上がったハンバーガー類を保温機で保管して、それを売っているなんて、「今は」もうしていないのです。(大昔は、10分以内の制限を掛けて作り置きしながら販売していました。厳密には、今もハンバーガーの肉やナゲットは、20分~30分の時間制限内で作り置きしていますけどね。)
さて、もう一度、言います。
「お店のこだわり」を知らないお客様は、お店が想像しているよりもはるかに多い。
のです。
これって、もったいないと思いませんか?
一方で、パン屋さん、ベーカリーショップでは、出来たてをアピールする工夫を積極的にしています。この業界では、もう当たり前になっている工夫ですね。
デパ地下惣菜店やコンビニやドーナツ店でも参考に出来るんじゃないかな?
このコラムとよく似た内容のコラムを以前書いております。こちらもご参考にどうぞ。
http://www.peopleandplace.jp/e394777.html
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