草加市といえば「せんべいの街」で昔、日光街道の宿場町でもあったため、松並木や旧家屋など文化財が沢山あります。
一方で都心からも近い場所柄、マンションや分譲住宅などの開発も進み、街の景観はバラバラになってきました。
そこで数年前から市民と役所が一体となって街づくりや草加宿の復元など、条例づくりのための計画を盛んに行ってまいりました。参考にした街は「小江戸 川越」も含まれています。(画像下は川越の案内図)
平成20年10月1日施行の条例では、今後確認申請を出す物件すべてに適用される色彩審査と大規模物件に適用される''形態・意匠と色彩''審査があります。
驚いたのは指定色彩色です。アースカラーが基本とされ、マンセル表色系の約115色が決められています。(画像上)
シンプルモダンでガルバリウムの一部をビビッドな赤にしたり、南欧プロバンス風の''カラー瓦''にしたりはできない時代となりました。
この色彩に限定されるのは私も最初は反対でしたが、数十年後を考えた街並みを考えると良いことなのかもしれませんね。。
次回は、話に出た「小江戸 川越」の伝統的街並みをご紹介いたします。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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