経営者がデザインに関わるということ(「デザイン」はデザイナーだけのものではありません) - 商品デザイン企画 - 専門家プロファイル

林田浩一事務所 (KHO Design and Business) 代表
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対象:商品企画・開発

北村 卓
北村 卓
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高橋 治
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閲覧数順 2016年12月09日更新

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経営者がデザインに関わるということ(「デザイン」はデザイナーだけのものではありません)

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ワタシはプロダクトデザイナーとして自分自身がモノのデザインをすることもあれば、企業(特にこれからデザインを導入して、商品開発や社内の活性化を図りたいと考えている中小企業)の側に立ってデザインを戦略的に活用していく為のお手伝いをしていく場合もあります。これはデザインは意図を持って使ってこそ大きな効果があると思うから。

そしてそこにはもう一つ、日本の企業もデザインを「自分ごと」として意識する経営者が増えれば、個性的(そして独自の市場ポジションを確保する)な企業がもっと増えるのに、という思いがあります。意識的に経営ツールとしてデザインを使う、そういう企業が1社でも世の中に増えていくことを後押ししたいなと。

これまでにデザインや商品開発の仕事、コンサルティング会社時代のマーケティング関連の仕事などを経験してきた中で、様々な企業の経営者や経営者に近いポジションで仕事をされている方とご一緒してきましたが、デザインを経営ツールとして重要視している(自社のデザインについての考え方を「(得意げに)トップ自らが語る」という表現でもいいかもしれません)トップ層の方は、思いの外少ないなぁと感じます。

デザインに対して興味がある、自社をブランド化したいなど、デザインを重要視しているという姿勢の方でも話しを伺っていくと、そうは言いつつ「デザインはよくわからん →(価値判断基準がないので、)できるだけお金を使いたくない。」とか、自社の企業理念やビジョンとは関係なく個人的な好き嫌いが判断基準になっていたり(→結果として、お金の使い方が博打と同じ)、というパターンになってしまっていることも見受けられます。いずれもデザインを選ぶ経営視点からの判断基準を持っていないことが原因なのですが、これは大企業はそうでもないとか、中小企業では起きがち、といったような企業規模の大小に全く関係なく見られる傾向だなぁと感じています。

その一方で、動物的な勘を発揮するかのように、上手にデザインを使いこなしている(…という意識は、恐らくご本人にもない)経営者の方もいらっしゃるのは興味深いところです。

アップルは、経営ツールの視点からデザインを使い倒してきたことで、強いブランドとなった代表格な企業でしょう。少し前に記事取材に協力させていただいた、株式会社マイナビ発行の雑誌『MacFan 9月号』では、目の前のアップル製品から彼らが経営視点の判断で、どのようにデザインを選択しているかということを中心にコメントさせていただきました。アップルの経営戦略と照らし合わせながらデザインとモノづくりを見ていくと、単にファッション的な要素でのカッコイイの為に、デザインにこだわって手間を掛けてモノづくりをしている訳ではなく、経営判断として合理的に選択していると見えます。(と言っても真意をアップルが教えてくれる訳ではないので、洞察、考察、想像、妄想の範囲ではあるわけですけれどね。)


今回、取材のお声がけをいただき、久しぶりにアップル製品を眺めながら考えていると、デザインはデザイナーだけのものではないことを、改めて強く思った機会でした。

経営者が先頭に立って、自社のデザイン方針やどう選ぶかという意志決定での選択基準など「デザインを使う」ということを「自分ごと」になると、市場で独自ポジションを得る特徴ある企業・ブランドが、世の中にもっと増えるのになぁ。そして中小企業ほどそのチャンスは多いと思っています。

その際の「経営者が先頭に立って」においては、『トップダウン』ではなく『トップファースト』の姿勢で是非!(トップファーストという言葉は、10年くらい前に、ボブ・スリーヴァ氏の本「ブランドデザインが会社を救う!」の中で使われている言葉です。この本もお薦め)

ワタシの仕事でも、具体的な商品開発プロジェクトのご相談だけでなく、デザインをどう決めたらいいか?というようなご相談をいただくことが、以前よりは少しずつ増えてきたように感じます。自社のデザインについて「何かしなければ」と思ってらっしゃる経営者の皆さん、「まず何から聞いたらいいか解らない・・・」そんなボンヤリとしたレベルのお問い合わせからでもお気軽にどうぞ。

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(神奈川県 / 経営コンサルタント)
林田浩一事務所 (KHO Design and Business) 代表

経営革新=【価値創造×ビジネスモデル】×【VISION×DESIGN】

デザインディレクター、プロダクトデザイナー、商品開発の進行役やマーケティング・コンサルタント、関わるプロジェクトによって役割は変わりますが、デザイン活用やブランド構築に軸足を置いた活動を、黒子としてお手伝いさせていただいています。

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