- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
NHKの大河ドラマでもおなじみの黒田官兵衛(如水、孝高)の一言です。
本能寺の変で取り乱す秀吉に、このアドバイスを官兵衛がして、秀吉が彼の智謀を恐れるきっかけになり、
それと同時に、秀吉の天下人にいたるきっかけ「備中大返し」から「山崎の戦い」で明智光秀を打ち取るという、秀吉自身の人生と人生における成果を残すうえで大きな転機となったその時に官兵衛が行った一言だと言われています。
今まで織田信長の下で、一武将として活躍していた秀吉の思考の枠を吹き飛ばす一言がこれであったと思います。
主君が亡くなり、敵地に放り出されてしまう。(当時秀吉は中国で毛利を交戦中でした)秀吉はそんな絶体絶命のピンチの状況でした。
(差し引いてみるべきかもしれませんが)本能寺の一報を聞き、悲嘆にくれるばかりだったと言われていますが、冒頭一言を聞き、
もしかしたら天下を取るチャンスかも・・・。
そのためには「今」何をすべきか・・・。
すべきことをした後にはどんなことが起きるだろうか・・・。
と秀吉の思考が切り替わったのではないかと私は想像しています。
つまり絶体絶命のピンチが実は最大のチャンスなのではないか、と。
その一言がなかったら秀吉はその後どうなったでしょうか?
秀吉が「備中大返し」から「山崎の戦い」で明智光秀を打ち取るという一連の流れがなかったら今の世の中はどうなったでしょうか?はたまた秀吉が天下を取らなかったらその後の世界はどうなったでしょうか?
そのような思いをはせるのも楽しいですが、私が一番いいたいのは「一言」には「その人の可能性を広げる無限の可能性がある」ということです。
絶対絶命の時こそ、チャンスを見つけるべきです。
「ピンチの中にチャンスはないか?」
「今はピンチだが、1年後のことを考えると本当にピンチなのか?」
「困難を乗り越えると何を得ることができるだろうか?」
秀吉の場合は官兵衛からの一言でしたが、自分一人でも簡単にできることです。
またそういったピンチを機会ととらえるそんな手伝いができるのがコーチングです。
黒田官兵衛は優秀な軍師(参謀)であったと言われています。
優秀な軍師(参謀)の条件の一つには、コミュニケーション能力があると思います。
それは面白おかしく話しをすることではなく、君主の思考の枠を広げ、可能性を広げる一言を投げかけることができること、そして君主自身にも深く考え行動にコミットしてもらえる一言を投げかけられることではないでしょうか。
コーチとお客様の関係も同じです。
身が引き締まる思いです。
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