「ハメルンの笛吹き」― 日本の5流教育制度からの脱出 - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

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大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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「ハメルンの笛吹き」― 日本の5流教育制度からの脱出

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日本の英語教育

50年後も一億人という日本の人口を維持することを決心したらしいですね、日本政府は。

So called 有識者委員会が「人口一億人維持」の報告書をまとめたらしいです。

何もせずに人口減少をそのままにしていると「極めて困難な未来が待ち受けているという危機感」から。


どんどん高齢化が進み、少子化の止まらない日本で、50年後に「人口一億」を維持する方法を本当に考え付いたのでしょうか?

移民???
いやいや違うそうです。

出生率を2030年頃までに2.07にするんだとか。


おやおや。
How?

提言しているのは:
1) 少子化の財源確保
2) 待機児童や女性の就労支援

です。

保育所作って子供を預かってあげるから、女性もいっぱい働きなさい。
女性の務めは、「国のために子育てしながら国のために労働すること」という前提を作ろうとしているのかなとも思えます。

 

が。

もっと大切なこと忘れていませんか?

この日本で恐ろしく遅れている教育制度。
150年以上も前の西欧で行われていた、「言われたことを受け身で聞いて事実を覚えるだけ」の時代遅れも甚だしい教育制度。

教育にかける予算はOECD加盟国で最低。
必至で「子育てしながら!!」働く親のさびしい懐に頼る高等教育。

親から搾り取る学費で成り立つ大学制度。

なぜ、こんなお粗末な教育に親が一生かけて働いたお金をつぎ込む必要があるのか。
その額も半端な額ではありませんね。


それを考えると、この国で子供を産んで育てて・・・が非常に灰色に見えて来ます。
そこにちゅうちょしている若い世代はすいぶん多いと思いますよ。

世界標準思考法 クリティカルシンキングの「ク」の字も存在しない日本の学校。
論理的な思考を養う社会環境もなし。

何年も暗記訳読の科学的根拠を無視するような英語教育を続けているくせに、「なぜ日本人は英語が出来ないか?」と落ち込む。

累乗で進歩するITの進化に対応するため、小学生のカリキュラムにComputer Programming が入ってきたカナダ・アメリカと比べて、余りにも化石のような日本の教育課程。


そんな国で子供の教育を希望する親なんているでしょうか。

私がこれから子供を産む年齢ならば、子供をこんな5流の教育制度には絶対いれたくないですね。
この国の教育制度しか選択肢がないのであれば、子供を作ることは確実にためらってしまうと思います。

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この日本で、英語を通じ「自分で考える力」「自分で問題をみつける力」そして「創造力」をなんとか子供たちにと、35年奮闘してきました。

並外れた能力をつけ、日本で、また世界で活躍している教え子たちもずいぶんいます。


しかし残念ながら、そろそろ限界かなと。

日本の教育制度は益々退化の一途をたどっているように見えます。

その退化のスピードについていくのが嫌になりました。
その中で溺れて行く子供徒たちをただ見ているのに我慢できなくなってきました。


脳の発達を完全に阻害されないうちに、能力のある子供たちを全員連れてこの国を脱出しようかと。

周りの「考えない」大人たちを放っておいて、ハメルンの笛吹のように笛を吹いてみようかと。

笛について来る子供たちを、自由な思考の出来る、脳が喜ぶ世界に連れて行きたいと思っています。


{教室やウェブレッスンで接実践している革新的な指導法、その上を行くカナダの教育課程に基づいた特別指導、そしてボランティア・留学を基盤とする積極的に日本から出て行く活動。}

これらが私の笛です。

笛の音色が聞こえて来たら、一緒に歩き出しましょう。

 

Come Join Me!

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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
Super World Club (大澤眞知子、Robert McMillan)

 

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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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カナダにいらっしゃい!

カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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