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人間の「脳」と「コンピューター」

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人間の「脳」と同じ能力を持つコンピューターを作るプロジェクトが進んでいます。
そうすることにより、人間の「脳lをもっと正確に理解できるようになるからです。
(The Economist の記事からご紹介。)

その逆、つまり、人間の「脳」をコンピューターに似せて理解し、その動きを数学的に解析する方法は、心理学上でもInformation Processing と呼ばれ研究されてきました。

では、今の科学が目指す「コンピューター」に似た「脳」ではなく、「脳」に似た「コンピューター」とは?

人間の「脳」に出来て、「コンピューター」に出来ないことがまだ3つあるそうです。 それが出来る「コンピューター」を作るプロジェクトです。
まだまだ私たちの「脳」も捨てたものではないようですよ。 やった!

その3つとは:

1. 大きな動力を必要としない。 人間の「脳」は20ワットあれば動きます。 Yay!

2. 部品欠如に強い。 人間の「脳」は毎日細胞を失い続けていますが、動いています。 ところが、コンピューターはひとつtransistor が飛んでしまっただけで、microprocessor がいかれてしまいます。

3. 人間の「脳」は自分で学習し次の行動を決めるので、プログラムする必要がありません。 コンピューターは賢いように見えても、最初にプログラムし、そのプログラム通りに動く道筋をつけてやる必要があります。

1番、2番を克服するのはそう遠い将来ではなさそうです。 が、特に3番の能力は大きいですね。
人間が人間たるゆえんです。

2045年、Singularity と呼ばれるコンピューターの累乗速度の発達の終点。 ひとつのコンピューターの頭脳が、地球上のすべての「脳」を集めたより賢くなると、科学者が予想している年です。

その時に、人間がコンピューターに乗っ取られるのではなく、共存するために今後も進化させたい能力が3番です。

周りからの変化に自発的に反応し、その反応を記憶し分析し、学習する能力です。
その分析も、あらゆる角度から論理的に考える能力です。
コンピューターがあらゆる角度から自分で考え始める前に、人間も「脳」を進化させる必要がありますね。

こんな記事を書きながら、オフィスの外に目をやると、人間の「脳」のすばらしい特性を完全に無視した日本の教育が目に飛び込んできます。

たっぷりの時間の中で、「脳」が考え、分析し、自発的学習をする絶好の機会であるはずの夏休み。 向かいにある進学塾に子供たちが吸い込まれていきます。
「ここをこう覚えて、こう回答して。」とプログラムされに。

膨大な機械的反復練習問題で構成されている夏休みの宿題とやらに追われています。
「脳」を軌道させることもなく、学校で組み込まれたプログラム通りに答えていく宿題です。

本来ぼ~っとすることで、「脳」の動力を維持出来る休みのはずが、課外授業、塾の模試、特訓、宿題に大きな動力を使っている子供たち。 自分で考えるための動力は残っていないようです。

考えない「脳」はちょっとした刺激で故障してしまいます。 自分で分析し、学習することの出来る「脳」は、問題解決にも大きな能力を発揮します。 自分で問題解決する能力のない「コンピューター化」した「脳」は、たったひとつ部品がなくなっただけで壊れてしまいます。

前の塾から吐き出されて来る子供たちを見ていると、真剣に心配です。

人間の「脳」の持つ素晴らしい能力に似せた「コンピューター」が出来ようとしている現在に大きく逆行していますね。
なぜ、日本の教育は、子供たちの「脳」の能力を押しつぶし、壊してまで、プログラム通りに動く「コンピューター化」しようとしているのでしょうかね。

もっと声を上げていく時だと感じます。
この国の教育は完全に間違っています。

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