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英語学習の壁の正体

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日本の英語教育

「只今英語学習の壁にぶつかっていますが、大澤先生の記事に辿り着き、壁を突破できそうな感じがしています。」という相談が届きました。

 

光栄なことではありますが、色々過去に書いたコラムや回答を思い起こし、一体どこがヒントになったかなとあれこれ考えました。 

相談内容を要約してみます。 

________  

英会話スクールの色々な学習目的に沿ったコースに通っていますが、どのコースで学習しても能動的に会話を進められないし、深い内容までたどり着けません。

 

先生の話に対しての受け答えは出来ますし、意見も少しは言いますが、ほとんどの時間は先生の話を聞いているだけに終始します。

言いたいことが浮かんでも、単語やフレーズが思いつかず、意見を組み立ててうまく伝えるなど出来ません。

ビジネス英会話のコースでも、会議や自己紹介などで使うフレーズやその使い方を勉強しますが、それらを結局実際に使いこなすにも、会話の内容がありません。

 

よく考えてみると、実は日本語でもうまく意見を伝えたり何かを的確に説明することは得意ではありません。

 

少し考えれば当たり前のことかもしれませんが、日常会話コースに通ってもビジネスコースに通っても、英会話が上達するには、自身に能動的な部分がとても必要だと実感しています。

英語学習に限らず足りない部分があるように感じます。

___________

「能動的な部分が必要」

正にその通りです。

 

日本人が世界に出ると妙に自信がなくなり、「いいもん、いいもん」とどんどん内向きになっている理由は、国民的性格とも言える Passivity (受け身態度)だと思います。

 

Passivity—used to describe someone who allows things to happen or who accepts what other people do or decide without trying to change anything 

(こんな人のことを指しますー物事が起こるのを何もせずに眺めていてなすがまま、また、自分では何も変えようとせず、他の人の言うまま、決めるままを受け入れる人)

 

普段の生活でも、日常の友達や家族との会話でも、みんながPassivity のおもむくまま、とりあえず「相槌」を打つような音を発するか、うなづくだけのコミュニケーションに終わってませんか。

 

その超日本人的Passivity を取り払うまでは、「自分の考えを、論理的、客観的、科学的、批判的思考で簡単明瞭にまとめ、それを英語という媒体で発信する」な〜んて無理な話です。

 

日本中で何十年も繰り返されている、単語暗記、フレーズ暗記、訳読の英語学習法。

「誰でも英語が話せる!」「誰でもすぐに聞き取れる!」式のインチキ臭い方法。

 

こんなのがまかり通るのも、日本人のPassivity と英語の思考法とのギャップの大きさになすすべなく、とにかく日本人に合った「考えることをしない」学習法で間に合わせたい必死の努力に思えます。

  

「自分の考えを、論理的、客観的、科学的、批判的思考で簡単明瞭にまとめ、それを英語という媒体で発信する」、これは英語圏標準の思考法、クリティカルシンキングそのものです。

 

小さい時から、親も友達も学校も社会も、クリティカルシンキングに囲まれて育った人たちが自由自在に使うのが英語という言語。

そのクリティカルシンキングを理解しようとするところから、実は本当の英語の勉強が始まります。 

 

残念なのは、クリティカルシンキングには学び方はないこと。

思考法も英語のような言語と同じ。

媒体です。

中身が必要です。

何について考えますか?

 

日本人がクリティカルシンキングを理解するには、長い長い道のりと、劇的な環境変化が必要です。

 

まずは、周りをじっくり観察し、そこから「なぜ」を考え、少しづつ進むこと。

「なぜ」を英語の完全な文章で、自分の英語で説明できるようになったら、やっと武者修行。

 

クリティカルシンキングの国で勉強すること。

学生や、教授だけでなく、ちょこっとそこのコンビニの店員の思考力にもショックを受けるはずです。

3歳児にも敵わないと思います。

  

そんな経験を経たのち、初めて自分に合ったクリティカルシンキング学習法がわかると思います。

一歩づつ進んでみてください。

 

Good Luck!

 

そのほか同様の質問をいただいた際の回答をリンクしておきます。

Don't go to 英語スクール.

英会話マンツーマンかグループか

英語のビジネススキルは英語の考え方を学ぶこと

Critical Thinking について学びたい



 

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