- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
本日は,空手道「禅道会 」様でのヨガ指導の日でした.
まずは,感覚を鋭敏にする呼吸法からスタートです.
皆様,感性が豊かですので,スムーズにレクチャーが進みます.
特にヨガをトレーニングに導入する際,
何を目的としたトレーニングなのか?ヨガによってどういう効果が得られるのか?そこを分かりやすく伝える必要性があります.
今回のヨガの目的は,「今」に集中するための脳をつくることと,全身の感覚を高めることを趣旨にしています.
それには,激しい呼吸法や強い刺激によるポーズは逆効果になってしまいますので少し注意が必要といえます.
スポーツの世界でもヨガは導入されているケースはありますが,そのほとんどがケガ防止を目的としたストレッチのようなものです.
当然,メンタルの強化にはつながりません.
ヨガは,格闘家,武道家には必須のトレーニングです.
「心・技・体」でいう「心」を体系的に強化してくれるからです.
「心」を強くしないと,本番に向けてどれだけ肉体を強化し技を磨いても全てプレッシャーによってパフォーマンスが吸い取られてしまいます.
本番では,技や体が「心」に与える影響より,「心」が技や体に与える影響の方が何倍も強いのです.
ポジティブイメージや呼吸法でリラックスできるほど本番は甘くありません.
ここから脱却するには,技や体を本番に向けて鍛えていくのと同じように「心」も本番までに鍛えていく必要があります.
試合当日の自己コントロールでは手遅れということです.
これは,本番でも緊張せずにスムーズに動ける身体を手に入れるトレーニングです.
様々な内部意識を感じながら行います.
メンタルの強化を目的とした場合,基本的には目を閉じて行います.
このポーズも内部意識が重要です.
集中が途切れないように行います.
あらゆる姿勢で安定したメンタルを獲得していきます.
これは,決してストレッチではありません.
ただ副次的な効果として柔軟性は向上していきます.
リラックス①?
リラックス②?
リラックス③?
上記3つの写真は,正確にはリラックスではなく,瞑想です.
これは,ヨガのポーズの間に必ず挟む必要があります.
この時間をきちんと集中して行えるかが本番でのメンタルの強さに大きく関わってきます.
現代のヨガの流派の中にはポーズを連続的に行うタイプのものもありますが,
スタミナの向上目的には良いですが,メンタルの強化目的にはあまり適しているとはいえません.
上記のようなトレーニングを通じて全身が感覚センサーとして機能してきます.
相手と密着して闘う相撲,レスリング,柔道,柔術には欠かせないトレーニングといえます.
今日はとても良いトレーニングでした.
まだ二回目ですがかなり深いレベルでのトレーニングが行えたと思います.
次回はさらに深いレベルでのトレーニングができると思います.
意識するポイントはとても繊細な部分が多いですが,テクニックはとてもシンプルです.
先人たちが残してくれたテクニックは山のようにありますが,本質の部分はシンプルな概念で成り立っています.
その部分に気づかないと様々なことを取り入れることになり,膨大な時間をトレーニングに費やす必要性が出てきます.
現在もモダン・ヨガが日々生まれては消えていっています.
私は,どんな時代になっても,「添加物のないヨガ」を目指していきます.
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした.
⇒「サイバー・ヨガ 」ブログ
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