- 中西 由里
- ふぃ~めぇる・みしま
- 静岡県
- 夫婦問題カウンセラー
対象:離婚問題
- 岡野あつこ
- (離婚アドバイザー)
あなたの知らない離婚
-
こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
家庭という閉ざされた空間の中で何が起こっているのかは、外にいる人にはわかりにくいものです。
そのためか、離婚を決意した人に対し
「我慢が足りない」
「どこの家にも、嫌なことのひとつやふたつあるでしょ」
「子どもが可哀想」
「子どもを不幸にするつもりか?」
などと言ってしまう人がいます。
そういうことを言ってしまう人というのは、もしかすると離婚に対して、「ワガママ」だとか「身勝手」などというイメージを抱いているのかもしれません。
離婚に対してどんなイメージを抱こうと、それはその人の自由ですし、自分の思っていることを表現するなとは言いません。
ですが表現の仕方、伝え方にはマナーや配慮が必要ですし、自分で言ったことに責任が持てないのであれば言わない方がいいこともあります。
もしかするとその人は、想像以上に酷い扱いを受けてきたのかもしれません。
子供が見ている目の前で
・殴られたり、蹴られたり
・歯を折られたり、髪の毛を切られたり
・性的暴行を加えられたり
・流産させられたり
・嘔吐物や排泄物を投げつけられたり
・言うことをきかないなら、家に火をつけると脅されたり
・オマエのせいで、俺は今から自殺すると言われたり
・子どもに身体的、精神的、性的暴行を加えたり・・・
信じられないかもしれませんが、実際にこういうことは起こっているんです。
「そこまでされて、なぜ逃げない?」
とか
「そこまでされたら、警察に行くでしょ?」
などと思うかもしれませんが、繰り返し暴力を受けると身動きが取れなくなってしまうものなんです。
たくさんの不安や恐怖に押しつぶされそうになりながら、その人は、ようやく離婚を決意したのかもしれない。
でも不安や恐怖が払拭されたわけではないので、ちょっとしたことで気もちは揺れ動いてしまいます。
そんなときに、大して事情を知らない人から
「あなたのためよ」
「こどものためよ」
と言わんばかりに、その人の決意を否定されてしまったら、その人は一体どうなってしまうでしょう?
もしかすると
「やっぱり私は間違っている」
「私の我慢が足りないんだ」
と思って、危険な環境にとどまり続けてしまうかもしれませんし、生きる気力を失ってしまうかもしれません。
その人は、夫から酷い扱いを受けるために生まれてきたわけではありません。
子どもにそんな姿を見せるために、お母さんになったわけでもありません。
もっと人間らしく生きていいはずですし、安全で安心できる環境で子育てしたっていいはずです。
それに何より、その人が傷つきながら苦悩の末に導き出した答えなら、もっともっと尊重されていいはずです。
確かに身勝手な理由で離婚を選択する人もいるのでしょうが、様々なリスクを背負う覚悟で離婚を決意する人もいます。
自分が抱く「離婚」へのイメージをその人に当てはめて、ようやく一歩踏み出そうと頑張っているその人を不用意なひと言で傷つけることのないようにお願いしたいものです。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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