- 田端 政弘
- FPオフィス ライフプラス 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
「住宅ローンの金利が史上最低」と聞けば、今が住宅ローンの借換えのチャンス!と思う方も多いはず。
よく基準として言われるのが、この3つなんです。
1.残債務1000万円以上ある。
2.残返済期間 10年以上ある。
3.借換え金利差 1%以上ある。
借り換えを検討する場合、このようなケースが考えられます。
1.変動金利で、金利上昇が心配なので固定金利に切り替えたい。
2.5、10年固定金利の固定期間が終わる。
3.返済がキツくなってきた。
4.金利の高い時期に住宅ローンを組んでいる。
確かに、借り換えをすることでメリットを享受できる方は多いと思います。
だからと言って、闇雲に借り換えをするのも勿体無い話なのです。
というのも、まずは2.3の理由の場合、今借りている金融機関と交渉してみてください。
意外と借り換えをほのめかすと、
金利下げますよ~。と手のひら返しで引き止めにかかります。
実際、私の相談者の中にもいました。
この手で金利を下げることができれば、ほとんどお金がかからず、返済を下げることが可能になります。
このことは、ファイナンシャルプランナーでも知らない人がいます。
また、将来のライフプランによって借り換えすることで然程効果のない人もいます。
例えば、
10年後に買い替えをしてマンションから一戸建てに引っ越したいという方の場合
【現在】 A銀行 変動0.875% ▼1.6%優遇 の場合
10年後の残高 約2500万円
【借換案1】 A銀行 10年固定1.85%
10年後の残高 約2590万円 借り換え諸費用なし
【借換案2】 ネット系B銀行 10年固定1.25%
10年後の残高 約2520万円 借換諸費用 120万円
もし、10年後の売却を考えるならば、【現在】のままの方が、余計なお金がかからず、
繰り上げ返済にまわせる金額も増えるので、浮いた分貯蓄に回した方が、効果的
という場合もありえます。
この方の場合、結局借り換えはしませんでした。
このようにケースによっては、借り換えをしない方がよい場合もあります。
それは銀行に聞いても教えてくれません。ネット銀行なら尚更です。
だから、住宅ローンの専門家は必要なのです。
最後までお読みいだだきありがとうございました。
FPオフィス ライフプラス 代表 田端政弘
このコラムに類似したコラム
住宅ローンの借り換えについて 大間 武 - ファイナンシャルプランナー(2018/08/02 23:58)
住宅ローン、借り換える際の3つのポイント 平野 直子 - ファイナンシャルプランナー(2013/04/28 06:00)
変動金利の住宅ローンの借換え先 中村 諭 - ファイナンシャルプランナー(2011/12/03 11:08)
住宅ローン借換えの前に 中村 諭 - ファイナンシャルプランナー(2011/10/21 10:41)
住宅ローンの借換えを検討すべきですか? 伊藤 誠 - ファイナンシャルプランナー(2011/09/14 18:00)