正しい緩急の付け方 - ビジネススキル全般 - 専門家プロファイル

北島侑果
株式会社マーキュリング 代表取締役社長
東京都
司会者

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対象:ビジネススキル

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正しい緩急の付け方

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きのう、どこかの話し方の専門家の方が

話し方で悩み相談をしてきた人に対して

アナウンサーみたいに喋ろうとしてもダメだってコメントしてました\(◎o◎)/

 

アナウンサーの喋り方は、普段の喋り方に応用するもんじゃないと言いたいのか

肩肘張るなって言いたいのか、どちらにしても前者は間違ってるし

後者でも、言葉足らずが過ぎるなぁと思いました。

 

そのような方は大抵、自分がアナウンサー経験者でなく

アナウンサーの喋り方に先入観やコンプレックスがあり(自分ができないから)

アナウンサーの喋りの定義が結構ズレていて

ただ、視野狭窄に否定しているだけだったりするものです。

だから知見に乏しいだけで、悪気はないとは思うのですが

ひとりの話し方の専門家の解説として、いかがなものかと。

 

きっとその方にとってのアナウンサーって

かしこまって淡々とニュース読んでるイメージなんでしょうね。

 

だけど、相談した側は、また違う定義をお持ちかもしれません。

もしかしたら混乱や誤解をしていらっしゃるのではないかと心配になりました。

 

 

そういえば、○○○大学に在学中の受講者の方が急に

妙な喋り方や原稿の読み方をするようになったので、

「どうしてそんなに緩急付けて喋るようになったの?」って聞いてみたら

 

「大学の先生から、こう読むものだと教わったからです」と。

わたしは「その先生は、元アナウンサーじゃないでしょ?」と聞くと「はい」って。

 

わたしは「そうですよね。じゃぁその先生には申し訳ないけど

その読み方は、その先生の先入観ですよ。一般的には

そんな感じで喋っているように聞こえてしまうみたいですけど

実際はそういう感じで喋っているわけではないんですよ」と。

 

大学の先生の誤解を取り除くのは、至難の業です。

先生が間違ったことを言うはずがないと真っ直ぐな目で信頼する生徒さんのためにも

喋ることは人としてとても大切なことですから

曖昧な定義で教えることはしないでほしいなぁって思うのです。

一旦付いた頑固な癖(気持ちの伴わない曖昧な技術)は、元に戻り難いですし、

 

なにより、喋ることは、今後どんな職業に就こうとも、何をしようとも

生きている限り、何十年も続くことですから。

 

 

緩急の悪い例はこちら。

「それでは、お話をさせて頂きます。」

という文章だと、

 

「頂きます」だけを

びっくりするほど早く喋ってみたり

とまぁ、語尾だけに、極端に緩急を付ける方が多いですね。

 

もしくは、「させて頂きます」を

グラデュエーションのように徐々に早く、最後はMAXに喋ってみたりとか。

音量も大きくなったりして、聞かされるほうはびっくりするだけなのですが・・。

 

 

では正解を申し上げます。

そもそも、緩急って、実は、わざと取って付けるものではないんです。

緩急って、表現しようとしたら、あら不思議!、結果付いてくるものなんです。

 

つまり、緩急がわざとらしいとしたら、それは取って付けているからなんです。

掘り下げると、緩急の前に、表現しようとしていないからなんです。

アナウンサーの緩急がかっこいいのは、内容をちゃんと表現しているからで、

その効果によって締まる(緩急になる)からなんです。

 

間(ま)だってそうです。表現しようとしたら、結果付いてきます。

抑揚だって、腹式呼吸だって、滑舌だって。

喋りの技術はすべて、表現(気持ち)の結果論なんです。

 

 

ラジオDJや実況の人も結構早く喋りますよね。緩急どころじゃないくらいに。

それを素人の人が下手に真似しようとすると

前述の通り、表現まで意識がいっていないために、かっこよく締めようとしても

ただ慌ててる感じにしかならず、そればかりか滑舌もふがふがになり

結果お粗末な事態になり易いです。完璧、逆効果というわけです。

 

ちゃんと喋りたい、話し方の技術を身に付けたいという際は

なるべく話し方を深く専門とする人の声に、耳を傾けてもらいたいなぁと思います。

餅は餅屋ですが、まずい餅屋と、ふつうの餅屋と、うまい餅屋があるみたいです。

 

それが自分の話を聞いてくれる人のためであり

ご自分のためです。 

 

束の間の(取って付けた)満足ではなく

長い(身に付ける)満足を得る心持ちを。

 

 

PS.

取り急ぎ、今日から緩急を付けたい方は、悪い事は言いません、我慢してください。笑

そして、置いてけぼりになっていたご自分の気持ちを優先して

たくさんたくさん表に出してあげてください。 Let's enjoy!

 

 

 

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