- 竹内 慎也
- ウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役 法人営業コンサルタント
- 大阪府
- 営業コンサルタント
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
こんにちは。
考動型営業コンサル@竹内です。
書評をご紹介します。
では本日はこちら↓
もう終わっている会社 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
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私の5段階評価 ★★★★★ 5
同書は、キレイな経営理論ではなくもっと大事な事がある、という事を主張している。
それは、主に3点から展開されています。1つは「がむしゃらな努力」「長期のビジョン、理念が大切」「顧客をリードすること」という事が大切であり、間違いを生むのが「選択と集中」「中期経営計画」「顧客至上主義」にあるという話です。
実はドブ板をすするような営業であるとか、がむしゃらに努力した結果を抽象化したものが経営理論である、という点や、中期などわからないから、目の前とビジョン、理念を大切にする点、顧客の声に1件1件耳を傾けるのではなくこちらから新しい価値を生み出して先行しなさいという事が学び取れる。
結局の所、難しい理論はいらずこの3点に集中できた会社が伸びるし残れる、という事なのですが、非常に納得感があった。
良書だと思います。
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<竹内的本書のポイント>
■ニセモノの三種の神器とは、選択と集中の戦略、中期経営計画の信奉、顧客至上主義
■会社経営の知識なんぞ人類360万年の歴史の中にあってほんのここ50年から百年間の超ナノ期間しか経てない
■すべてのいわゆる成功物語は偶然の産物にすぎないのだがひとつだけ共通している法則があるとすれば、そこには誰にも真似できないような、しかしいつの世でも必ず誰かがなす、がむしゃらな行動があったことだ
■選択と集中をしているかのようで実はまったくしていないところが総合商社の適者生存の強みだ
■世の中は不連続。サプライズが大きな変革を起こす
■不連続な変化の中での特異点に手を打て
■いかがわしきものに賭ける
■辺境と周辺に宝は眠る
■理解ある組織がイノベーションの種をつぶす
■がんばる個人を増やす環境を会社がよういする
■イノベーションはカイゼンの延長線上にはない
■経営者は経営視野の地平線を広げろ
■経営者自身の創造的破壊
■事業はビジネスリーダーと熱血漢の集まるグループが一番強い
■強い会社は現状とゴールに断層をつくる
■経営戦略は未来からやってくる
■完成予想図ではなく現場力が船を動かす
■会社の経営理念が現場の実践を支える
■そろそろご愛顧の盲信から覚醒するときだ
■継続顧客を捨てて新しい顧客獲得にアタックしている会社のほうが結果として継続顧客を魅了しいつまでも囲いこむことができる
■好きなようにシナリオを描いて顧客を巻き込め
■非のうちどころのない商品は開発するな
■顧客がいつも正しいと考えることは上司が従業員に対して犯しやすい最大の背信行為
■顧客に迎合しないで顧客を導く信念を持て
今日もありがとうございました。
また明日、書評をご紹介させて頂きます。
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