対象:住宅設計・構造
北西道路の旗型の土地(30坪)を購入しました。建ぺい率50%・容積率80%の第一種低層住居用地域・北側斜頚高度第一種の地域です。
エリアが気に入ったので日当たりは我慢しようと心に決めたのですが、四面囲まれた暗いリビングで過ごす毎日を考えると今から落ち込んでいます。
間取りは1階に和室4.5畳とリビング、2階に子供部屋2つ(4畳程度)と主寝室を考えておりますが、なかなかいい案が浮かびません。
採光対策として、1階の天井あたりの屋根に天窓を設け、そこからの採光を提案されているのですが効果はあるのでしょうか。
天窓というと二階に屋根に設け、そして吹き抜けを作り1階まで光を通す、というイメージだったのですが・・。
一階の天井辺りに設置される天窓からは隣の家の壁しか見えないのではないのでしょうか。
南側の隣地境界までもがんばって150cm程度しか取れそうにありません。
二階リビングは考えられないですし・・。
厳しい条件ではありますが明るく住み心地の良い家にしたいです。
間取りを含め、アドバイス頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。
maoっぺさん ( 東京都 / 女性 / 32歳 )
回答:6件
どのようなチームで家を建てようと考えていますか?
他の建築家の方も沢山答えておられるので、私は別の角度で
お話ししますね。
家造りに関してですが、直接工務店に依頼する形ですか?
ハウスメーカーですか?それとも、私たちのような設計事務所
に依頼して、工務店で建てる形ですか?
それぞれに特徴があります。
今回の家造りで採光の優先順位が高いのでしたら、トップライト
や吹き抜けということだけでなく、プランから光をどう取り込むか?
など細かな配慮が出来るのは設計事務所や一部の工務店や一部の
ハウスメーカーでしょう。
可能なら、展示場に足を運んだり、設計事務所の物件の場合は
完成披露会などが行われていると思いますので、それに足を運び
自分たちの考えている家造りに近いと思うものを探されるといいと
思いますよ。設計事務所に関してはこのプロファイルを活用される
のも良いと思います。
同じような条件で、どのように解決出来るか?をどういうチームで
考えるかで大きく変わってくると思いますよ。
参考になれば幸いです。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
森岡 篤
建築家
-
さまざまな方法有り
maoっぺさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
第一種住居専用地域は、建ぺい率・容積率が最も厳しい用途地域で、第一種高度も北側の斜線が最も厳しく規制された地域です。
旗竿部の敷地に家を建てないので、南側敷地境界に建物が近づく、ということでしょうか。
周囲の状況がわかりませんが、周囲の家が将来建て替えるかもしれないので、周囲の家が第一種高度一杯に建つ、と仮定しておく必要があります。
一般論として、建ぺい率50%、容積率80%の30坪の敷地であれば、明るい家が建てられると思いますが、敷地形状等、条件がわからないと具体的なアドバイスはできません。
さまざまな工夫により、明るい家をつくるのが得意な建築家がたくさんいます。
Profileの建築家の中で、気に入った方に相談してみてはいかがですか。
相談までは無料で行っている方が多いと思います。
なお、1階を明るくするために、天窓やハイサイドライト(高窓)使いますが、その窓に太陽光直射が当たらないと劇的な効果はありません。
光取り入れ窓が、冬至でも太陽光が当たるかどうかが重要です。
参考にしていただけたら幸いです。
パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅
住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら
横山 彰人
建築家
-
明るいリビングは可能です
文面拝見しました。 毎日の生活ですから心配だと思います。
エリア限定で探すとなかなか東京はいい土地は見つからないものですが、希望の場所が見つかったことは良かったですね。
採光の件ですが同じような旗竿敷地で、また同じように3方建物に囲まれた家の設計を、何件もしております。
敷地も30坪より少ない敷地でもどの部屋も光が入る家は可能です。
あきらめないでいろんな方法を探ってみられたらいかがでしょうか。
私の事務所のHPで、言われているような吹き抜けで天井から光が入ってくる家で、20・5坪の敷地に設計した中庭のある家の完成写真を数日前、最新情報に掲載しました。 参考にして下さい。
分からないところがあればご連絡下さい。
横山彰人
補足
上記文章のリンク追記です。
中庭のある家の完成写真
中庭の魅力と効用について
横山彰人
志田 茂
建築家
20
陽が入る事 と 明るい事 は違います。
志田茂建築設計事務所 志田です。
密集地で 陽が燦々と入る事を求められると、、正直難しいのですが、、、陽が入らないと暗いのかというと、それは 違う のです。
たぶん、ご心配の事は、設計の工夫で解決できると思いますよ。
今までに同様なご心配での質問がありますので、参考にしてください。
補足
*日当たり(直接光)と明るさ(反射光)に関するQ&A
・南側に三階建てが建っている土地について
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/38958
・新築一戸建ての日当たり
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/38746
・家の中に日光が当たりません
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/38224
・日当たりについて
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/37161
・北西下がり斜面の住宅地の日当たりについて
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/36502
・庭の日当たりを確保するには?
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/36650
・3階建ての中庭からの採光について
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/33365
・天窓をつけるべき?天窓以外の明り取りはありますか?
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/19640
・採光について
http://profile.allabout.co.jp/pf/scoco-shida/qa/detail/18752
-------------
私のところでやった事例についてのコラムです。
No.4(ナンバーフォー)・・・北向きの家です。
HP> 2世帯住宅No.4(ナンバーフォー)
渡邉 松男
建築家
1
固定観念を捨てて・・・
大変失礼ながら、
お持ちの固定観念を捨てて、事に臨まれる事を希望します。
そして、前出にあるように専門家の意見を
数多く参考にされてはいかがでしょうか?
建築家の多く(そうでない人も居ますが)は、
様々な悪条件?に対して、魔法を使う?ように
デザイン(設計)を提案してくれるはずです。
例えば、ご自身のお宅の外壁を白い色にして、
受けた太陽光を相手側に反射させて、
その光を再度、受光する。
結露には十分に考慮しつつ、クリアールーフの設計をする。
地下や吹き抜け(温熱環境設計を必ずすること)、
また、スキップフロアーなどといった、
より立体的な設計を検討してみる。
加えて、多少、住まい手側の労力が必要ですが、
夏と冬の温熱環境対応条件をもつ家にする。
言い換えれば、パッシブハウスですね。
これについては、住んでから『こんなはずでは・・・・』となりがちです。
特にこの事については、最低条件ですね。強調しておきます。
この知識を持つ、経験豊な設計士を捜しましょう。
明るさに惑わされず、・・・・・間違えました、
明るさを確保しつつ、快適な温熱環境の住まいを設計しましょうね。
ですので、勇気をもって、
経験豊かな建築家(設計士)に声を掛けてみてはいかがでしょうか?
(現在のポイント:10pt)
このQ&Aに類似したQ&A