対象:住宅資金・住宅ローン
現在住宅ローンを公庫のみで借りています。
借入当時は夫婦共正社員で働いていたので、持分を1:1で妻(私)を連帯債務者としました。
2年半前より妻はパートとして働いています。
民間の金融機関のローンに借り換えを検討中です。
その際、銀行の担当者よりパートの収入は世帯収入に合算出来ない事を知らせれました。
借り入れは主人名義一本になるのは構わないと思ってたのですが、妻のローンを主人が肩代わりする事になるので贈与と見なされないか税務署に確認したほうがよいと言われたので聞いてみたところ、贈与になると言われました。
対外的な借り入れは主人名義一本になったとしても、実際の生活費は妻が正社員時代と同様にほぼ折半で負担しています。(毎月主人の口座に生活費を振り込んでいます)
事実上はローンを一緒に払っているのに、こうした場合でも贈与になってしまうのでしょうか? 納得出来ません。
類似の質問を参考させて頂きましたが若干自分の場合と違うようなので改めて質問させて頂きます。
アドバイスの程、宜しくお願い致します。
たずらさん ( 神奈川県 / 女性 / 38歳 )
回答:2件
名義変更による贈与扱いについて
たずら さま
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、
ご指摘の通り、奥さま名義の債務が無くなるというわけですから、その分は贈与扱いと見なされてしまいます。
回避策としましては、奥さまの不動産の名義も一緒に譲渡する方法があります。
ご主人様が奥様の不動産の所有分を買い取る為にローンを組む(同時にご自身のローンの借り換えもする)ことによって、住宅ローンを現在、収入がるご主人様名義一本のローンになるという方法です。
ただし、この場合、ご夫婦間の売買となってしまいますので、融資をしてくれる金融機関も限られてしまいます。
以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也
評価・お礼
たずらさん
ありがとうございました。
ご提案頂いた方法は素人の私にはさすがに難しそうです。
気になったので再度税務署に確認して
納得の出来る答えを得ました。
正直言って、『ローン』、『連帯債務』の意味を深く考えずに契約してしまったので反省しています。
今後はもう少し勉強が必要だと感じました。
アドバイス有難うございました。
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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贈与の件
たずらさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。
『事実上はローンを一緒に支払っているのに、こうした場合でも贈与になってしまうのでしょうか?』につきまして、贈与とは無償の対価移転を言います。
また、贈与税とは無償の対価移転に伴う取得者に対する課税となりますが、税率が高いため注意をする必要があります。
今回のたずらさんの場合、このままご主人様だけで住宅ローンを組んだ場合は、たずらさんの住宅ローンを肩代わりすることになりますので、110万円を超える部分は贈与税の課税対象になってしまいますし、たとえ超えなくても、毎年のことですから、あとからまとめて認定課税される可能性もあります。
よって、このようなことにならないためにも、ご主人様が借り換えによりたずらさんの持ち分相当額の住宅ローンにつきましては、ご主人様との間で金銭消費貸借契約を結び、今までどおり毎月ご主人様の口座へ返済をしていくなどの方法をご検討ください。
尚、たとえ夫婦間とはいえどもちゃんと契約書を作成するなど、あくまでも適切に行うようにしてください。
また、改めて所轄の税務署にも確認をするようにしてください。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです、
リアルビジョン 渡辺行雄
評価・お礼
たずらさん
最初税務署に問い合わせたのが電話でしたので、上手く伝えられなかったような気がして再度足を運んで聞いてみました。
仰られたとおり夫婦間での金銭のやり取りを明確にわかる様にしておけば大丈夫との事でホッとしております。
契約書の事は言われませんでしたが、念には念を入れて用意しておいた方が安全なのかもしれませんね。参考にさせて頂きます。
やっと安心して借り換え先を本腰で探せます。
この度は適切なアドバイスを有難うございました。
(現在のポイント:-pt)
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