対象:住宅設計・構造
回答:3件
のびのびと育つために
住宅は、お子さんにとってはこれから育っていく舞台となる場所ですから、気になりますよね。また、とくに子供部屋については考え方次第で様々な意見があり、悩みどころかと思います。
私としては以下の点を気にしています。
1.就寝と着替え以外は子供部屋の外でもできる。
=子供部屋は小さくてもよい。
2.子どもの逃げ道を残してあげる。
=直接自分の部屋へ入れるようにする。
1については、極論すると1帖ちょっとでもよい、という考えです。狭いかわりに、そこには高いプライバシー性を与えるのが良いと思います。子どもにとっては家の中もちょっとした社会です。一人の時間とみんなでいる時間を分けられることが重要、という考え方です。
2については、子どもには一人の時間が重要な時期もある、という考えです。これから育っていくなかで、反抗期もあれば失恋するときもあるでしょう。そんなときに無理に笑顔でいることを強要するのはかわいそうだと思うのです。足音などの気配がよくわかるような仕掛けをすることで、ちょっとした気配の変化で子どもの様子を見守ることはできるはず、という考え方です。
以上、私が重要だと思う点を2点挙げました。
参考になさってください。
評価・お礼
ブドウさん
2のご提案、まさに仰る通りかもしれないですね。
私自身も、そんな思い出があったような気がします。
適度な距離感って、そう考えるととっても難しいんですね。
ご回答、どうもありがとうございました。
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碧山 美樹
建築家
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できるだけ自由に
はじめましてブドウさん。碧山です。
ご家族が増えるのですね。楽しみですね。
私もまだ子育て中なので偉そうなことはいえませんが、子供との関係は試行錯誤の連続ですよね。
住まいが家族の安心感や心地よい距離感を育むほんの少しの助けになれば、それは素敵なことだなといつも思っています。
家族のあり方や考え方は皆それぞれ、ブドウさんのお子さんはまだ小さいのでこれからどんどん個性を発揮してくるでしょう。
親御さんの子供部屋に対する考え方もまた変化するかもしれません。
例えば家族みんなのスペースにとても大きなテーブルがあって、思い思いに過ごす家族の中心的なの場所になっていたとします。
高校生になってもそこで宿題をすませてしまう子供もいれば、自分の部屋で落ち着いて本を読みたいと思う小学生もいるかもしれない。
必ずしも家は建てた時に全てが完成していなくても良いと思うのです。
特にブドウさんのように、お子さんが生まれて、大きくなってという、これから世代の方は.....
特に予算が限られている時などは、とりあえずパタパタと全体をキレイ(?)に仕上げるのではなく、躯体部分や設備に絡む水回り、そして今必要な生活スペースをまずはしっかりつくっておく。
住みながら完成させていく家もあっていいのではないでしょうか。
ただし、完成形はある程度想定しておきましょう。構造や設備関係の問題が生じます。
一戸建ての住宅の場合、空間はかなり自由に考えられます。
吹き抜けを利用して、中庭を介して、何となく「気配」を感じられる位置関係をスタディしてみましょう。
評価・お礼
ブドウさん
そうですね、今の子供がお兄ちゃんになったら…とか、
その時々の家族のあり方や子供との接し方など、
家って思い出の根底にあるのかもしれませんね。
柔軟に過ごしていけることも重視して考えるようにします。
ご回答、ありがとうございました。
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