対象:新築工事・施工
回答:1件
杭工事費への不信感とハザードマップ
(過去ログへの回答)
地盤の中で竣工後は見えない工種である「杭工事」に関して不信感を持たれてしまうのは、施工業者や設計士の説明不足であると感じます。
杭工事にも種類があり、鋼管杭や現場打ちコンクリート杭(大規模建築)、摩擦杭などが有名で、杭工事は必要ないが地盤改良が必要なケースもあるので、建物の概要(構造体・重量・形状)に応じた選択がポイントになります。
また、地盤保証会社などからは施工方法の指定があったりしますので、杭工事に関しても工務店選び同様に数社の見積もりをとるのが本来の方法だと思います。
大手のハウスメーカーや工務店においては「協力業者」の一つとして一任していることもあり相見積もりを嫌がるケースが多々あるようです。
崖条例のある地域では擁壁の構造計算なども申請が必要になり、建築士が必ず地盤に関してチェックしているはずなので、詳しい説明を受ける事が安心に繋がりますね。
土地探しから始めている方は、検討されている土地。地域のハザードマップを確認し特性を理解した上で建築を検討されることをお勧め致します。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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