犬と猫の同居は可能でしょうか

どうしてもパピーは手が掛かるので 先住ネコちゃんが寂しい思いをしている事はないでしょうか?

犬とネコとの同居は基本的に大丈夫ですが 先住ネコちゃんにとっては 自分のテリトリーになんだか知らない物が入ってきたのですから お互い同居していると認識できるまでに時間は掛かります。
ゆっくり時間を掛けるしかありません。
そして あくまで先住ネコちゃんにストレスが掛からないように考えてあげて下さい。
怪我が心配でしたら 爪を切りましょう。

先住ネコちゃんを後から来たワンちゃんが追い回すよりは良いと思いますよ。
ネコちゃんもまだ4歳半と言う事ですので 動くおもちゃと言う間隔での遊びのつもりかも知れません。

ネコも本気で襲う時には 相手の喉下を狙います。

生活空間を分けることで、同居は可能です。

ただ、仲良く出来るかどうかは、ケースバイケースです。

動物は基本的には未知のものを警戒します。生き延びるために必要だからです。ただ生まれてからずっと未知のものを警戒していては、獲物を捕まえる術も身につけられません。

哺乳類に関しては、そこで未知のモノに好奇心を持ち、自分に取ってプラスなモノなのか、そうでないモノなのかを見極める時期があります。

それを社会化期（他の定義もありますが・・）と言います。
社会化期において、自分に取ってプラスの存在と感じ取れば、警戒心をあまり抱きません。逆に社会化期に触れあわなかった対象は、警戒するようになります。

ちなみに、ある行動学者は異種・同種に対する社会化期は、猫は２ヵ月齢まで、犬は３ヵ月齢までと言っています。

そう言った意味で、ご質問のワンちゃんと猫ちゃんが仲良くできるかは、難しいと思います。
もちろん個体差はありますので、100％そうだとは言いませんが。

遊ばせるべきかという追加質問もありますが、無理に遊ばせることは自体を悪化させることはあっても、好転させることは少ないと思います。

顔面への猫パンチは、時として犬の眼球の角膜に傷けることがあります。角膜への傷はわかりにくい上に、治療をしない限り自己修復は期待できません。ほっておくと失明というリスクもあります。例え爪を切っていたとしても、そのリスクはゼロには出来ません。

私の意見としては、十分距離を取ってまずは風景としてお互いをなじませることをお勧めします。
そうやって時間をかけならすことで、将来的にお互い距離を取りながら同一空間で生活できる、とお考えになることです。

※猫と犬の関係に関してはコラム「犬と猫と脳の反応との関係について」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/7377
をぜひご参照下さい。

私の家には7歳の猫と3歳の犬がいます。
つまり、のぶりんさんのケースと同様、猫が4歳の頃に犬(中型犬のパピー)を迎えました。
うちの猫は幸いにも子犬を傷つけることなく、遊んでくれました。(結構激しく、ライオンがシマウマを倒す映像そのものって感じでしたけど^^;)
爪は切ってありますし、ちゃんと加減していたので怪我は一切ありませんでしたよ。
すっかり大きさが逆転した今でもたまにじゃれあってます。狩りのような仕草は猫の遊びで普通の行為です。

とはいえ、のぶりんさん宅の猫ちゃんとチワワちゃんが同じように仲良しになれるかは別問題。猫ちゃんのほうは嫌なら逃げることができますので、あまり気にしなくて大丈夫ですが、チワワちゃんが恐がっているという部分が心配ですね。
特に自分のスペースにいて脅威を感じることはかなりストレスだと思いますので、チワワちゃんが安心できるよう管理してあげて下さい。

無理に仲良くさせる必要はないと思いますが、共存のため互いの存在を認めることは必要だと思います。

ということで、チワワちゃんを自由にしている時、猫ちゃんをケージに入れてみるというのはどうでしょう？チワワちゃんが自分で猫に近づき確認するチャンスを与えてあげるのです。

あとは様子をみながら少しずつ2匹の接触をもつといいでしょう。毎日の生活の中で、徐々に互いに慣れてくれると思います。

のぶりんさんと猫ちゃん、チワワちゃんが楽しく暮らせる日が来るといいですね。