噛みぐせについてです。
2014/07/19 15:18教えてください。
うちには、3歳半の犬ともうすぐ3歳になる犬がいます。
甘やかして育ててしまいました。
先住犬を撫でていると、後から来た子が私の手をしつこく噛んできます。出血するほどではないですが、痛いです。なかなか離してくれないです。無視するのですが、無視を解いた瞬間、またしつこく噛んできます。
また、足も噛みます。私が立ち上がり、動くとけっこうな力で噛んできます。犬に向かって行っても、犬から離れて行ってもです。とても痛いです。
困っています。治す方法は、あるのでしょうか。
それから、うちの子たちは、みんな人間よりも立場が上になってしまいました。オスワリ、マテなど、オヤツがないと言うことを聞きません。どうしたら、立場が逆転するのでしょうか。合わせて教えていただきたいです。よろしくお願いします。
ゆるたん、さん ( 埼玉県 / 女性 / 29歳 )
回答:2件
咬み癖
ゆるたんさんが思っていらっしゃる通り、ワンちゃんたちがリーダーシップを取ってしまっていますね。そして、後から来たワンちゃんが一番のリーダーです。ワンちゃんの世界は、年功序列ではありません。後から来た、若い、に関わらず一番強くて頭のいいメンバーがリーダーシップを取ります。ですから、ゆるたんさんが自分よりも下のワンちゃんをよしよししていたら叱る(咬む)、ゆるたんさんが自分に許可を得ずに動こうとしたら叱る(咬む)という行動を取ります。
おやつでできる事は芸だけです。おやつというおいしい物があって、先に食べるのは強いメンバーです。おやつを上げ過ぎると、ワンちゃんたちから弱いと思われますよ。
リーダーシップの取り方は、犬同士が取る行動に近いコミュニケーションの仕方を取るのが一番です。例えば、犬社会のリーダーは必ず先に餌を取ります。ゆるたんさんは、ワンちゃんたちよりも先に食事をしていますか。犬社会の上のメンバーはどこにいても先を歩きますし、ドアの出入りでも必ず先を歩き先にドアを出ます。これは、外でもご自宅の中でもです。犬社会のリーダーは、下のメンバーに命令をしてその命令に答えさせます。後から来たワンちゃんの命令(要求)にゆるたんさんは従っている事はないですか?こう言った、日々のゆるたんさんの行動をワンちゃん達は良く観察しているはずです。きっとご自分で気がつかれない所でご自分の弱さを見せています。
犬と人間は全く別の動物です。ワンちゃん達は私たちが考えているのと同じ事は考えていません。ワンちゃんたちを人間が考えるように想像してしまうと誤解をしてしまいます。ワンちゃん達は私たちを犬として見ているので、人間の行動を誤解をして見ています。人間社会で生きているワンちゃんです。人間社会にある危険な物、そうでない物の区別がつきません。その区別ができる人間がリーダーシップを取ると、ワンちゃんが何か危険なものに知らずに近づこうとした時に止める事ができます。リーダーシップを取っていないと、この非常事態にワンちゃんの行動を止める事ができません。そうなると、ワンちゃんの命を危険にさらしてしまう事にもなりかねないのです。ですから、人間社会の事がわかっている人間がリーダーシップを取って、ワンちゃんをいつも守ってあげる立場に立つのが一番だと思います。
普段のご自分の行動を良く観察されて、ワンちゃんから見て強い、尊敬をされるリーダーになってみてくださいね。
評価・お礼
ゆるたん、さん
2014/07/19 17:48丁寧に回答してくださりありがとうございます。やはりリーダーは犬たちなのですね、ショックです。でも、これから、ご飯を先に食べたり、なんでも先を心がけます。ありがとうございました。
回答専門家
- 川添 千絵
- (犬の問題行動解消セラピスト)
- バークバスターズ ジャパン 代表取締役
問題行動がある犬と飼い主さんをハッピーにできるしつけです。
ワンちゃんが大好きで始めたお仕事ですが、今はもっともっと好きになってます。ワンちゃんも飼い主さんもハッピーになってもらえるのは、本当にうれしいです。餌を使うことなし、無理矢理押さえることもなし。年齢や問題行動問いません。
咬み癖の直し方
ペット行動コンサルタントSENDAの千田です。
ゆるたんさんのワンちゃんの咬みぐせは攻撃行動とは違うよう思います。遊び咬みのようなものではないでしょうか。
一般的に遊び咬みの場合は、無視するのが一番ですが、無視することが出来ないぐらい強く咬むのであれば、ワンちゃんをサークルに入れるとか、リードにつなぐとか人のそばに来れないようにするのが良いでしょう。ワンちゃんがその状態で落ち着いたら、また自由にしてあげます。それを何度も何度も繰り返して、「私は咬まれるのが嫌いなの」ということをはっきりとワンちゃんに伝えてあげましょう。
クレートに入らないワンちゃんの場合、リードをつけておいて、咬んだらどこかに係留してはどうでしょうか。それも出来ないのであれば、クレートトレーニングや大人しく係留される練習をする所から練習する必要があるでしょう。
飼い主さんが何をしてほしいか、何をしてほしくないかを明確にワンちゃんに伝えることができるようになれば、ワンちゃんは飼い主さんの指示に従いやすくなります。トレーニングとは、犬を言うことを聞かせることではなく、飼い主さんとワンちゃんのコミュニケーション方法をスムーズにする為の練習です。
ご褒美のあげるタイミングや方法が間違っていると、ご褒美がなければ指示に従わないワンちゃんに育ちます。きちんとご褒美を使ったトレーニングをすれば、ご褒美なしでもワンちゃんは飼い主さんのいうことを聞くことが出来るようになります。行動学の学習理論や強化プログラムを学ぶと良いでしょう。
トレーニングが上手く行かない場合は、回数を十分行っているか?、方法が適切か?、ご褒美をあげるタイミングが合っているか?を見直す必要があります。トレーナーやしつけインストラクターさんに直接見て指導してもらうことをお勧めします。
評価・お礼
ゆるたん、さん
2014/07/20 11:15丁寧に詳しく教えて頂きありがとうございます。なるほど、クレートや、リードを使えばいいのですね!攻撃的ではないとわかって少し安心しました。訓練すれば治る可能性もあるのですね。頑張ります!私は訓練は犬に言うことを聞かせることだとずっと思っていましたが、コミュニケーションをスムーズにするとゆうことで、楽しく訓練ができそうです!教えてくださりありがとうございました!
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
愛犬や愛猫を理解し、困った行動を改善するお手伝いをしていきます。
犬や猫の行動にお困りの飼い主さんにアドバイスしています。
(現在のポイント:-pt)
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