資金計画を立てずに注文住宅の契約をしてしまいました。

こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

せっかくのマイホームですので間取りの我慢もどうかと思われますが、奥様の年収が下がると余裕がなくなるように思われます。また、3800万円は「変動金利」で借りる予定ではないでしょうか。もし、そうであるならば金利が上昇した場合の対策も必要になってきます。

住宅購入した場合には、住宅ローンのほかに固定資産税がかってきます。そして、修繕費の積立もご自身でしなくてはなりません。

まずは、「今後の家計の収支状況を想定しましょう。」といいいたいのですが、今すぐには難しいと思いますので、一緒に暮らしだしたら、最初の1ヶ月～2ヶ月の収支状況をみて検討しましょう。

その収支状況により、今後の対策を考えるしかないかと思われます。

アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。

さて、ご質問の件ですが、まずは住宅購入にかかる正確な費用を算出することが必要かと思われます。

例えば、土地の購入に要する諸費用は明確に把握されているのでしょうか？
登記費用、固定資産税の精算金、印紙代に至るまで、かかる費用はほぼ正確に算出は可能ですので、きちんと把握されることをお勧めします。

また、建物の要する費用は建築の場所によっても大幅に変わる場合もあります。
建築士や担当者の経験不足から、契約後に建築費用の大幅アップがあるのも、プロとして建築地に見合う見積もりが抜けていたために施主さまに請求する場合など、こうした事情によるものが多いものです。

こうした予算オーバーを防ぐのはなかなかむずかしいものですが、契約前にできる限りかかる費用を見積もさせてから削減できるものを決めていくことでしょう。

以上のような方法で土地・建物のかかる費用の総額を算出をし、さらに建物の諸費用も正確に把握することになります。
建物の登記費用、ローンに伴う費用などもある程度は正確に把握できます。

また、手元資金が過少な場合には、ローンの保証料は金利分に乗せるなどの方法で、現金支払いの節約をしていくことにはなるでしょう。

こうした作業をした結果で借入額をいったん決めてみて、将来の家計がどうなっていくかをシュミュレーションしてみてはと思います。

その結果、借入額に無理がありそうだと感じれば建築コストを削減する、あるいは変動金利のリスクは取りたくないというのであれば、フラット３５の利用を検討してみるなどの対処法を考えてみてはと思います。

内容的にはきめ細かい試算をしていくことなりますが、それによって不安材料を払拭することができるでしょう。

もし、ご自身では難しいとお感じになれば、専門家の力を借りることをお勧めいたします。
何千万もの買い物をされる訳ですから、より注意深く検討されることです。

以上、ご参考になれば幸いです。

尚、個別のご相談や詳しい説明をご希望でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。

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