対象:ペットの医療・健康
予想できる病名と今後の経過、最期の状況を教えてください。
主治医には脳神経疾患の可能性と言われていますがそれ以上はわからないそうです。
昨年11月頃から片側性の粘り気のある鼻水症状があり、各種内服薬、条件を変えた細菌培養3回、CTやレントゲン、内視鏡など行いましたが好転せず、2月ごろからステロイドの内服でやや症状が緩和されていたのですが、4月の上旬に突然動けなくなり血液検査をしたところ、肝臓や腎臓の数値が跳ね上がっており、その時は3日間の点滴をし、ステロイドを止め、ウルソとフォルテコールを飲み8月ごろやっと正常値に戻りました。こういった経緯で、鼻水については半分諦めていました。
また、ちょっと呼吸が荒い時があったため、心電図の結果、不整脈と言われたのが7月上旬になりますが投薬の必要は無いと言われていますし、心臓のエコーやレントゲンも異常無いとのことです。そうこうしてるうちに元気だった犬が同じく7月上旬からヨロヨロと足元もおぼつかなく、崩れ落ちるように倒れたり、壁に寄りかかって耐えている?ようなしぐさを見せるようになりました。常に意識はあり、失神ではありません。チアノーゼも確認してる時に限っては無いようです。食欲はかろうじてあり、体重の減少はありません。咳については、鼻水症状同時期ぐらいからあったのですが、最近増えてきた感じがします。夜間に多いなどは感じません。
各種ホルモン検査も異常無しで、あとはMRIを撮るしかないと言われていますが、どちらにしても治療はステロイドの内服になるとのことで勧められていません。
鼻水を止めるためにステロイド(プレドニゾロン5mg)を内服し、副作用が出たので飲ませたくなかったのですが、結局0.3mg/kgの服用でふらつき、起立歩行困難の症状がすっきりと無くなりました。しかしそれも長続きせず1週間ほどでまた起立困難になり、現在は1mg/kgを飲ませてやや回復している状況です。痙攣や嘔吐などはありません。
ステロイドの他にはウルソとフォルテコール、抗生剤と整腸剤を飲んでいます。血液検査の値も上昇してきていますが、もうできることは無く、諦めるように言われています。
これらの事から予測できる病名と、今後の経過、どのような最期が考えられるのか、できるだけ穏やかに愛犬を見送りたく、その時に飼い主にできることは何か、教えていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
補足
2013/09/13 12:28ふらつきは、右へ倒れこむ感じです。ステロイドが効かなくなってくると右へ旋回もします。
諦めきれない気持ちもあり、MRI撮れば本人をラクに、少し長く生きさせてあげられるでしょうか。可能性の話なのは重々承知しています。よろしくお願いいたします。
momojupiさん ( 北海道 / 女性 / 41歳 )
回答:1件
Re:13歳雑種犬25kgオス(去勢済み)
・起立困難の原因として、症状や治療反応などから頸部の神経の異常で起こっている可能性が高いです。頸部の神経の異常といっても椎間板ヘルニアや背骨の変形など原因は様々で、詳しく原因を追求するのであればMRI検査が必要になります。治療は椎間板ヘルニアなどの手術による治療法もある一部の病気を除けば、ステロイドや痛み止めが主流になります。しかし肝臓・腎臓の数値が悪いということから、あまりこれらの薬の長期的な使用はお勧めしません。症状の改善があまりない場合には徐々に減量して薬をやめてもらう方が良いかと思います。
・今後のことについては寝たきりの状態が続くと考えられるので、ご自宅での介護が中心になります。低反発のマットを使用したり、日中はできれば3時間おきに体勢を変えて床ずれを防ぎましょう。食事はお口に運んであげましょう。自分から食べなくなったときは強制給餌といった補助が必要になるかもしれません。また排泄もトイレでするのが難しいと思うので、そのまましてもいいようにペットシーツやおむつなどを使用して、排泄したら頻繁にかえてあげましょう。場合によっては排泄時に立たせるなどの補助が必要になったり、膀胱をマッサージしてあげないと排泄しないことがあります。その時の詳しいケアはかかりつけの先生にお聞きください。
・寝たきりの状態でも食欲があればまだ頑張れると思います。ただ肝臓、腎臓、心臓などの持病があるので、これらの病気で最期を迎える可能性もあります。肝臓病については具体的な診断がついてないので何とも言えませんが、腎臓病が悪化する場合は食欲がなくなって点滴が必要になったり、心臓病が悪化する場合は失神や呼吸困難などの症状がみられることがあります。それぞれの病気に対する治療はかかりつけの先生とご相談ください。
評価・お礼
momojupiさん
2013/11/20 22:15●●先生お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
迅速、ご丁寧な対応本当にありがとうございました。
先生のお答えどおり
>頸部の神経の異常で起こっている可能性
結局、CTで延髄部分に脳腫瘍が見つかり、9月21日に亡くなりました。
やはりステロイドでコントロールするしかなく、最期は薬も飲めなくなり
飼い主の手をほとんど煩わすことなく逝ってしまいました。
先生の的確なご回答、本当に感謝しております。ありがとうございました。
また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
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