対象:住宅資金・住宅ローン
はじめまして。
何かと無知なものでよろしくお願いします。
二世帯プラス賃貸併用住宅を建築契約した者です。
賃貸面積は全体の床面積の4分の1程度です。将来の金利が不安で、固定・変動のミックスがいいかと考え、固定はフラット35ができれば…と思っています。
しかし、賃貸併用住宅のケースでフラット35は利用できない?利用できる?チラシでは不明瞭なので、銀行に行きましたが、可・不可の回答もなく、他の商品を推してくるばかり…。
勉強不足な私に問題はありますが、騙されているのでは?と不安です。
賃貸併用住宅ではフラット35は利用できるのでしょうか?
ご教示よろしくお願いします。
さあやパパさん ( 神奈川県 / 男性 / 33歳 )
回答:1件
佐藤 陽
ファイナンシャルプランナー
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賃貸併用住宅でのフラット35利用について
さあやパパさん 初めまして。
FPオフィスケルンの佐藤と申します。
賃貸併用住宅でのフラット35利用について回答いたします。
さあやパパさんの建築計画内容や資金計画などの詳細を知らないため一般論となりますことをご了承ください。
フラット35は自宅部分が融資の対象となります。
ですので、今回のケースですと二世帯住宅の部分が融資対象となり、賃貸住宅部分は融資対象外となります。
融資の申込みの際には二世帯住宅部分と賃貸住宅部分のそれぞれの建築費を出す必要がありますが
、面積で案分してそれそれの建築費を出すケースが多いです。
案分して出した二世帯住宅部分の建築費に対する90%がフラット35の融資金額の上限となります。賃貸住宅部分の建築費相当分とフラット35で借りられない10%分は自己資金が用意できている必要があります。
そこまでの自己資金を用意できていない場合、賃貸住宅部分の建築費分は銀行融資を受けることとなりますが、賃貸住宅部分は原則、住宅ローンでの融資はできません。かといってアパートローンで融資をしてもらえるかというと物件に対する抵当権を住宅金融支援機構(フラット35)が第一順位を設定することが絶対条件なので、銀行とすると抵当権が2番以降になるため融資しづらい状況となります。
では、どうすれば良いのか?
建物面積の50%以上が自宅部分である場合、賃貸部分を含めた建物全体分を銀行の住宅ローンで借りることが可能です。
今回もし自己資金の額が不足するようでしたら、フラット35を利用しないで、銀行の住宅ローンを利用することでスムーズに融資を受けられることとなります。
銀行の住宅ローンの商品のなかで長期固定金利と変動金利を選択されてみてはどうでしょうか?
レアケースでしたが・・・
以前、同様のケースで住宅ローンとフラット35を併用して融資を実行したケースがありましたが、非常にレアなケースです。土地を購入して賃貸併用住宅を建築する内容でした。実際には数年前に土地購入済みでしたが、多めの自己資金があったため、融資申込上は自己資金を賃貸部分に充てる形にして土地購入融資も含めてフラット35と住宅ローンを利用しました。(フラット35の場合は土地の購入時期が申込み日の前々年度の4月1日以降であれば融資対象になることを利用)
参考になれば幸いです。
評価・お礼
さあやパパさん
2013/08/13 07:54早速、回答いただきまして、ありがとうございます。
私どもの場合、単純な床面積の按分で、賃貸面積相当の金額を頭金で用意するのはギリギリ可な状況なので、熟考する必要があるようです。
ご指摘の通り、民間の住宅ローンも探してみました。フラット35と大きく金利に差のないところもあるようですし、色々考えてみようと思います。
丁寧な回答をいただきまして、ありがとうございました。
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